マクラーレンのオスカー・ピアストリは、金曜のフリー走行2回目(FP2)で11番手となったものの、土曜予選では「ポールポジションを争える“かなりいい”チャンスがある」と自信を示した。多くのチームがFP1でルーキードライバーを起用したため、ピアストリはパトリシオ・オワードが自分のマシンを走らせる様子をピットウォールから見守る形に。
FP2でコースに戻った際は29周を走行し、ロングランの一方、ソフトタイヤの最初のタイムラップでは十分なグリップを得られず、チームメイトのランド・ノリスに大きく遅れをとる結果となった。「まだ足りないところはあるけど、悪くはない」ピアストリはマシンを降りたあと、こう振り返った。「ミディアムではかなり良かったと思うけど、ソフトでは最初のタイムラップでグリップを最大限に引き出せなかった。感触をつかんでいる段階だけど、明日に向けて改善すべき点はいくつかある。でも、1回のセッションだけにしては悪くない」大きなセットアップ変更が必要かどうかを問われると、次のように答えた。「たぶん細かい部分だけだと思う。マシンはかなりいい状態にあるし、ソフトの最初のラップでグリップを引き出せなかっただけだ。もちろん小さな調整は必要だけど、何か大きな問題があるわけではない」「予選ではポール争いができると思う」カタールGPで今季6回目のポールを獲得したばかりのピアストリは、アブダビでもその勢いを保てると見ている。「かなりいいと思う。マシンは速そうだし、あとはもっと周回を重ねて感覚をつかむだけ。明日はもう少し周回できるし、タイヤセットも増える。うまくいけば前に行けるはずだ」ピアストリは現在、日曜決勝でタイトル争いに残る3名のうちの一人で、首位のノリスから16ポイント差、2番手フェルスタッペンから4ポイント差の3番手につけている。
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