オスカー・ピアストリは、F1チャンピオンシップでランド・ノリスに対して持つリードがイタリアGP予選でのパフォーマンスに影響したことを否定した。ピアストリはモンツァで行われる日曜の決勝を3番グリッドからスタートする予定で、予選ではマックス・フェルスタッペンとノリスに次ぐ結果となった。
オランダGP後、オーストラリア人のピアストリはノリスに対して34ポイントのリードを築いている。ピアストリはザントフォールトでシーズン7勝目を挙げた一方で、ノリスはシャシー関連のトラブルでレースを途中棄権した。予選後、ピアストリは大きなチャンピオンシップリードを背景に「ダメージ・リミテーション(被害最小化)」を意識しているかと質問を受けた。「ラップを走っている時は、全力で攻めていて、ポールを狙っている。誰がどんな走りを見せるかなんて分からない。今の時点では、とにかく全開で行く」「もちろん終わった後には、少しそういうことも頭をよぎるけど、まだ道のりは長いし、できるだけ多く勝ちたいから、明日は何かポジションを上げられるように頑張る」ピアストリ「レッドブルの速さに驚きはない」ザントフォールトのようにマクラーレンがプラクティスで支配する展開とは異なり、今週末は複数チームによるポールポジション争いとなった。フェラーリはプラクティスを通して速さを見せ、予選が進むにつれてフェルスタッペンがトップに浮上した。Q3での自己ベストラップを振り返り、ピアストリは次のように語った。「特に大きな問題はなかった。ターン1は少し平均的だったけど、それ以外のラップはかなりまとまっていたと思う。いいセッションをまとめられた」「序盤は少しずつペースを上げていって、感覚を掴んでいった。今週末は本当に接戦だった。マックスとレッドブルは速そうに見えたし、正直、他のチームも速そうに見えた」「僕たちにとってはそこまで快適な状況じゃなかった。だからこの結果は大きな驚きじゃない。でももちろん、もう少し上にいたかったという気持ちはある」ピアストリはFP1を欠場し、マクラーレンが若手ドライバー枠を満たすためにアレックス・ダンに走行の機会が与えられた。そのためFP2でのレースペースでは苦しむことになった。しかし、それでもピアストリは日曜に向けて自信を示した。「僕が見ていた限りでは、それほど悪くは見えなかった。全体的に少し難しかったのは確かだ」「FP1を欠場したので、FP2が最初のロングランになった。でも決勝は常に全く違うものだ。だから明日に向けてはかなり自信を持っている」