ハースF1チームのルーキー、オリバー・ベアマンは、悪夢のようなオーストラリアGPの週末が続き、予選Q1敗退でチームに「謝るしかなかった」と述べた。ベアマンは、これまでのところ「散々な」週末だったと表現している。昨シーズン、フェラーリとハースで何戦か代役を務めた後、今季からF1フル参戦を果たしたベアマンは、金曜日のアルバート・パーク・サーキットで最悪のスタートを切った。最初のプラクティスで高速ターン9/10シケインを抜ける際に激しいクラッシュを喫した。
ダメージの程度とパワーユニットの交換が必要なことから、ベアマンは2回目のプラクティスではコース上での走行ができず、土曜日の朝に行われるFP3セッションの重要性が増した。オリバー・ベアマンは、フルタイムドライバーとしてのデビュー週末に、走行が大幅に制限されてしまった。しかし、プラクティスの最後の1時間にわずか数分でベアマンは再びマシンのコントロールを失った。今度はターン11のブレーキング中にコントロールを失い、グラベルに飛び出してしまった。つまり、ベアマンは13周しか走らないまま予選を迎えることになった。そして、Q1でガレージを出たベアマンは、ギアボックスに明らかな問題があることを無線で報告し、ピットに戻らざるを得なくなった。そして、チェッカーフラッグが振られるまでピットにとどまり、20位でレースを終えた。予選での早期敗退と週末のこれまでの状況について振り返って尋ねられたベアマンは「ラップタイムを記録できないのはもちろん少し残念だけど、これまでのところは散々な週末だった」と語った。雨が降る可能性がある日曜日のレースに目を向けて、ベアマンは「とにかく明日は面白くなりそうだ。そして、レースを終わらせることができるだろう」チームメイトのエステバン・オコンも予選の最初の関門で脱落したため、ベアマンは「チームとして少し苦労している」とメルボルンで認めた。また、走行時間が限られていることについて謝罪した。「週末ずっと走り込んでいなかった。そのため、チームのメンバーは実際に何が起こっているのかを理解するのが難しかった。週末ずっと1台のマシンで走っていたからだ。そのことについてはチームに謝るしかない」とベアマンは付け加えた。