日産は、新型「セレナ」を初公開した。販売は8月下旬を予定している。「セレナ」は1991年の初代モデル発売以来、長い間、ファミリー層を中心に多くのお客様に人気の日産の中核モデル。8月に発売する新型「セレナ」は、エクステリアデザインとインテリアデザインを大幅に刷新するとともに、数々の新機能を採用することで、家族とのドライブが今まで以上に便利に、そして楽しくなる新世代のミニバンへと進化した。
デザインエクステリアは、代々好評を博してきたセレナらしさを継承しつつ次世代のミニバンとしての新しさと融合させ、ルーミーかつダイナミックで洗練されたデザインとなっている。フロントは、先代モデルで採用した二段構成のヘッドランプと、「Vモーショングリル」により日産らしさを表現し、より精悍で立体的な力強いデザインとしている。セレナのトレードマークであるシュプールラインは、より伸びやかなものとしスポーティーな印象を与えると同時に、ドライバーの視界の良さを実現しています。また、2トーンボディーカラーはDピラーレスのデザインと相まって室内空間の広さをアピールしている。ダッシュボードデザインは、空間的な広がりを感じさせる横方向の流れをテーマとし、更にメーターを薄型化して車両前方に配置することによってパノラミックな開放感を実現している。インテリアカラーにはハイコントラストなコーディネーションを用い、開放感のあるモダンな空間を表現した。パッケージングお客さまから好評を得てきた「セレナ」の広い室内空間は、今回パッケージングに工夫を凝らすことで、室内長、室内幅を更に拡大させ、クラスNo.1の広さを実現した。さらに、フロントピラーをブラック化することでドアガラスをより大きく見せる工夫を施したり、ルーフトリム形状の変更により室内空間に広がりを持たせるなど、実際に感じる広さ感にもこだわって開発した。*サードシートスライド装着車また、強度を変えずにAピラーを細くすることで運転席からの死角を減らしているほか、メータークラスターのデザインをスリムにすることで、運転席からの視界も向上しています。さらに、シート内蔵タイプの2列目シートベルトや後席からの視界も考慮したヘッドレストを採用することで、3列目からの開放感も大幅に向上している。先進装備「セレナ」はこれまでも、「エマージェンシーブレーキ」、「車線逸脱警報」、「アラウンドビューモニター」、「スマート・ルームミラー」など数々の先進安全技術を搭載してきた。新型「セレナ」は上記に加え、「エクストレイル」に採用し好評を得ている自動駐車機能「インテリジェントパーキングアシスト」を新たに採用した。「インテリジェントパーキングアシスト」は、これまでよりもさらに簡単で操作しやすくし、駐車精度も向上させている。更に、渋滞走行と長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御しドライバーをサポートする自動運転技術「プロパイロット」を日産車として初めて搭載。より多くのお客様に自動運転技術がもたらす安心感、快適性、利便性といったメリットを体感頂くため、同技術を搭載したグレードも、300万円以下の価格を設定した。利便性・快適性新型「セレナ」には、家族みんなで楽しく過ごしていただくための新機能、新装備を数多く搭載している。乗る人数や載せるモノによって対応出来る多彩なシートアレンジに加え、1、2列目シートには上級セダンの「ティアナ」でも好評のゼログラビティシート(スパイナルサポート機能付きシート)を、3列目シートには奥行きと厚みのある座り心地の良いシートを採用することでロングドライブ時の疲労感を軽減している。パワートレイン・走行性能エンジンは現行車で好評を頂いている「スマートシンプルハイブリッド」を採用。さらに、エンジンの細かい部分まで見直し改善した結果、燃費性能が向上した。ステアリングの操舵力は、街中の交差点を曲がるときは軽く、高速道路ではよりしっかり感のあるハンドリングとなるよう最適にチューニングしているので、どんなシーンでもその運転のしやすさを体感できる。また、サスペンション取り付け部やバックドア開口部の剛性向上に加え、ショックアブソーバーのサイズをアップさせることで、高速道路などで車線変更する際の応答性や安定性も向上させている。日産自動車九州で生産する新型「セレナ」は、8月下旬より発売する。