ル・マン24時間レースに革新的な技術を披露するマシンに与えられる特別エントリー枠“ガレージ56”から参戦した日産 ZEOD RCだが、開始から23分後にアルナージュ先でストップ。駆動系のトラブルによりレースをリタイアすることになった。NISSAN ZEOD RCは、電力駆動と1.5リッター3気筒直噴ターボエンジンによる駆動を切り換えることが可能で、決勝レースの中で、ル・マンのコース一周を電力だけで走り切ることを目標にしていた。
しかし、ヴォルフガング・ライプが走行を担当していたZEOD RCは、6周目にアルナージュの先でストップ。ル・マン24時間レースでは、コース上でストップした場合、ドライバーが自力でマシンを修復しピットに戻らなければならないが、修復はできず、リタイアとなった。ドライバーとしてZEOD RCを走らせる本山哲は「いつもは壊れない駆動系の部品がダメになったようです」とTwitterで説明した。NISSAN ZEOD RCは、決勝レースでル・マンのコース一周を電力だけで走り切るという目標は敵わなかったが、決勝を前に行われたウォームアップ走行で電力だけでのサーキット一周を達成している。関連:ル・マン24時間レース 2014:テレビ放送&ライブ配信スケジュール
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