日産フォーミュラEチームは、ロンドンのエクセルサーキットで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)の第15・16戦に新型日産リーフのアンベールを記念し、日産「Nissan e-4ORCE 05」は、アイコニックな桜のデザインがあしらわれた特別なターコイズブルーのカラーリングで出走する。現在、日産フォーミュラEチームはマニュファクチャラーズおよびチームランキングでいずれも2位につけており、ロンドンでの2連戦はタイトル争いの行方を左右する重要な一戦となる。
直近のベルリン戦では、オリバー・ローランドがドライバーズタイトルを獲得しており、チームとしては残る2つのランキングでも頂点を目指す構えだ。2024年のロンドン戦では、ローランドがグリッド9番手から力強い走りを見せ、地元ファンの前で特別な勝利を挙げている。ノーマン・ナトーも、これまで同地で4戦中3回のポイント獲得と好成績を残しており、相性の良さを武器に今戦でも上位進出を狙う。エクセルサーキットは全長2.09km。屋内の展示センターと屋外のロイヤルビクトリアドックを巡る世界唯一の構成となっており、屋内外が混在するユニークな特徴を持つ。コースは非常に狭く、オーバーテイクは難しいため、予選順位がこれまで以上に重要となる。特にターン1、ターン10-11のシケイン、そしてターン16でのイン側進入が、数少ない追い越しのチャンスになる。さらに、今週末のレースでは新型日産リーフのアンベールを記念し、日産「Nissan e-4ORCE 05」は、アイコニックな桜のデザインがあしらわれた特別なターコイズブルーのカラーリングで出走する。レースウィークは金曜日16:00(UTC+1)のフリープラクティスからスタートし、土曜日と日曜日の両日とも予選は12:20、決勝レースは17:00から始まる。トマソ・ヴォルペ(日産フォーミュラEチームのゼネラルマネージャー兼チームのマネージングディレクター):「今年の目標であった、ドライバーズタイトルを獲得し、他の二つのタイトル争いも有望な状況にあります。今戦では前回欠席したナトーの復帰もうれしく思います。ローランドとナトーは過去にこのサーキットで良い成績を残しており、ローランドはすでに世界チャンピオンではありますが、攻めの姿勢を崩さず、最大限のポイント獲得を狙います。ギャップを埋めるのは容易ではありませんが、エンジニアやドライバーを信頼し、全力を尽くす準備ができています」オリバー・ローランド:「ロンドンのサーキットは好きなコースの一つですが、昨シーズンまであまり結果を出せていませんでした。長年このコースでレースを重ねてきたため、皆慣れていますし、走りやすいコースです。走って楽しいコースですし、エネルギーの使い方も把握しています。路面の一部がリニューアルされ、グリップが向上したことも期待しています。追い越しは難しく、身体的に厳しいレースになるでしょう。ピットブーストやアタックモードの戦略が重要です。ベルリンでドライバーズタイトルを獲得したことでリラックスしていますが、チームやマニュファクチャラーズのタイトル獲得を目指し、全力を尽くしながら、最後の2戦を楽しみたいと思います」ノーマン・ナトー:「ロンドンでの参戦を非常に楽しみにしています。このコースは、フォーミュラEの中でも特に特徴的で、私の好きなサーキットの一つです。半屋外のレイアウトには慣れるまで少し時間がかかりますが、非常に面白い特徴です。東京に似た狭くて曲がりくねったレイアウトで、追い越しは難しいです。今回、アシストモードのパワーアップや全輪駆動のおかげで、戦略と予選結果の両方が勝負の鍵となります。最後の週末を良い結果で締めくくれるよう、全力を尽くします」セルジオ・セッテ・カマラ(日産フォーミュラEチームのリザーブ兼シミュレータードライバー):「ロンドンのコースは、フォーミュラEの中でも他とは一線を画す特徴があります。特に半屋外のレイアウトは、他のサーキットと比べて非常にユニークです。数周走れば慣れますが、内外の変化に対応するのは難しいものです。今回はアタックモードのパワーアップもあり、良い予選結果と戦略的な走りが勝利への鍵となるでしょう」
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