日産自動車は24日(金)、NISMOロードカーのラインナップを拡充するとともに、新たにプレミアムスポーティーブランド「AUTECH」を日本国内に投入すると発表した。今後は、既にブランド展開しているピュアスポーツブランド「NISMO」と2本柱でスポーティーサブブランドを展開していく。
「NISMO」と「AUTECH」は、スポーティーパフォーマンスと言う共通土台を持ちつつ、「NISMO」は日産のモータースポーツ活動をそのDNAとしてピュアスポーツを志向するブランドとして、一方「AUTECH」は走りの性能を「NISMO」と共有しながら、カスタムカーづくりで蓄積してきた職人のこだわりを注入したプレミアムスポーティー志向のブランドとなる。「NISMO」については、本年4月、「NISMO」ロードカーを、各市場のコアとなる新たなセグメントにバリエーションを広げていくことを発表した。日本市場では、既に、「NISSAN GT-R NISMO」、「フェアレディZ NISMO」、「ジューク NISMO」、「ノート NISMO」、「マーチ NISMO」の5車種を展開していたが、今月21日には6車種目となる「セレナNISMO」を発売。これは、「NISMO」ロードカーをスポーツカーやハッチバック市場に加え、日本市場のコアであるMPVというライフステージカー市場にも拡大し、幅広いお客さまの期待に応えてゆくものとなる。一方、今回新たに投入する「AUTECH」ブランドは、走りのパフォーマンスを追求しながら、より上質で快適なスポーティーモデルを志向する日本のお客さまのニーズに応えるために、プレミアムスポーティーブランドとして投入するものとなる。なお、将来的には、オーテックが培ってきた匠の技を活用して内装アイテムの選択肢を増やすことにより、プレミアムスポーティーを志向するお客さまのご要望に応えていくことも計画している。「AUTECH」は、今回初披露する「セレナAUTECH」を皮切りに、「NISMO」同様、日産のラインナップを基にブランド展開していく。また、本年4月に発表した、日産のパフォーマンスモデルを末永くご愛顧いただくためのサポートプログラム、「NISMOヘリテージ」も、本日24日より開始する。「NISMOヘリテージ」は、日産自動車、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル、オーテックジャパン(ニスモ・カーズ事業部)の3社がサプライヤーの協力のもと、製造廃止となった部品の再供給を検討し、お客さまが日産のパフォーマンスカーを少しでも長く乗り続けて頂けるようサポートする活動。この活動の第一弾として、まずは日本国内でR32型スカイラインGT-R用パーツを「NISMOヘリテージパーツ」として、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル㈱より発売する。オーテックジャパンとニスモの社長兼最高経営責任者を兼務する片桐隆夫は「日産は、『NISMO』、『AUTECH』の2つのサブ・ブランドにより、お客さまにより日産車を楽しんで頂ける、幅広いプログラムを展開して参ります」と語った。
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