ニキータ・マゼピンは、3月9日(水)に記者会見を開き、ハースF1チームのシートを喪失した背景について詳細を明らかにする。先週、ハースF1チームは、ニキータ・マゼピンとのドライバー契約を解除。この決定は、タイトルスポンサーであるウラルカリとの契約解除の発表と同時に行われた。
ロシアの肥料会社であるウラルカリは、父親のドミトリー・マゼピンが過半数株主で会長を務めている。ロシア企業に対する厳しい経済制裁が課された結果、ハースF1チームはウラルカリとの関係を断ち切った。その結果、同社の資金でシートを得たペイドライバーのニキータ・マゼピンも自動的にシートを失うことになった。22歳のニキータ・マゼピンは、ソーシャルメディアを利用してハースF1チームの決定を非難。自分は、最近のロシアの行動から距離を置き、レースをするためにロシアのシンボル、色、または旗を公に表示せずに中立的なFIA旗の下でレースを行うことに同意する「ドライバーコミットメント」に文書にサインするつもりであったが、ハースF1チームは「プロセスを守らなかった」とし、彼の追放はFIAの規定によるのではなく、ハースF1チームにとって直接行われた決定であることを示唆していた。ニキータ・マゼピンは、3月9日(水)の午前9時GTM(日本時間18時)にメディアに対応する。その場でマゼピンは、ハースF1チームとのドライバー契約解除についての情報を明らかにするとともに、「将来の計画」が発表される可能性があることを示唆している。一方、ハースF1チームは、2022年のF1世界選手権で誰がニキータ・マゼピンの後任を務めるかをまだ確認していない。
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