ニコラス・ラティフィが、ウィリアムズの2020年F1マシン『FW43』でシート合わせを完了させた。2019年のF2選手権をランキング2位で終えたニコラス・ラティフィは、3月の開幕戦オーストラリアGPでウィリアムズのF1ドライバーとしてデビューを果たす。2020年のF1世界選手権では唯一のルーキーとなる。
ニコラス・ラティフィは、2020年の愛機となる『FW43』でシート合わせを完了したことをTwitterで報告した。F1デビューについてニコラス・ラティフィは「挑戦なのは確かだし、F1の挑戦がどういうものなのかを過少評価はしていない。チームを助けるために自分にできることは何でもしていきたいと楽しみにしている」と Motorsport Week にコメント。「クルマに何を期待すればいいかはわかっている。初日からチーム内の環境はいい感じだった。打ち解けることができたし、新しいチームに加入するときはそれが重要だと思う」ニコラス・ラティフィは、昨年一足先にF1昇格を果たしたジョージ・ラッセル、アレクサンダー・アルボン、ランド・ノリスとF2で戦っており、そのことがルーキーシーズンで有利に働くことを期待している。「新入りという感覚は少し感じないと思う。現在、グリッドには非常に多くの若いドライバーがいるし、その大部分とレースをしてきた。その点では少し馴染みがある」とニコラス・ラティフィはコメント。「いきなり新しい世界に飛び込むという感じにはあまりならないかもしれない。競争力のあるチャンピオンシップでレースをしてきたし、ある程度はこれまでの人生でやってきたことと非常に似ているだろう」ニコラス・ラティフィは、同期のドライバーよりもF1に到達するには少し時間がかかったが、自分としてはタイミングは完璧だと感じていると語る。「ルーキーとしてF1に入ることは常に困難だし、特有の課題があると思うでも、おそらく2~3年前にF1に行っていたら、今のように準備ができてるとは感じなかっただろう」とニコラス・ラティティはコメント。「僕はレースを始めるのが遅かった。フェルスタッペンやオコンと比べて、僕は13歳でカートのレースを始めた。二人とも4歳でカートに乗っていたと思う!」「スタートしてから12年でF1にたどり着いた。確立された多くのドライバーたちのリストを調べれば、だいたい同じくらいだと思う」「初シーズンに先立って、ファクトリーでさらに多くの準備が行っていく。F1には手順など非常に多くのことがあるし、熟知しておくことが本当に必要だ。シーズンの最初のレースに出かけるときは、頭に疑問符を付けたくないので、ファクトリーで多くの時間を費やすつもりだ」「トレーニングが少し変わってくるのは確かだ。もう少し首を鍛えなければならないのは間違いないけど、ほとんど同じだ」ウィリアムズは、2019年に悲惨なシーズンを過ごしたが、ニコラス・ラティフィは決して最近の状況から目を背けているわけではない。「2年の悪いシーズンがチームの遺産を定義するわけではないし、彼らの実力を定義するものでもない」とニコラス・ラティフィは主張する。「僕はこれまでチームで働いてきた人たち全員に完全に信頼している。人々は問題を克服し、より代表的な順位に戻ることを望んでいる」「初年度にむけて、若いドライバーを育成し、F1で最も成功した素晴らしいチームに加入したと思う」
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