2020年 F1イギリスGP 決勝のハイライト動画。8月2日(日)にシルバーストン・サーキットで2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝レースが行われた。決勝はスタート前から波乱。新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役としてレーシング・ポイントF1から急遽参戦が決まったニコ・ヒュルケンベルグのエンジンにトラブルが発生。ピットレーンがクローズされるまでにマシンを修復させることができず、チームは出場を諦めることになった。
気温21度、路面温度41.5度のドライコンディションで52周のレースはスタート。Q3をソフトで通過した5台以外は全員がミディアムタイヤでのスタートとなった。2度のセーフティカーが入ったレース。優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは終始後続とのギャップをコントロールしながらレースを展開。しかし、ファイナルラップで左フロントタイヤがパンクするアクシデント。だが、残り3周で2番手を走行中に同じ左フロントタイヤがパンクしたメルセデスのバルテリ・ボッタスを見て、ファステストラップを維持するためにマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がピットインしていたためその差は33秒。慎重にコースに留まったハミルトンは手負いのマシンで5.856秒の差を守ってトップでチェッカー。通算87勝目を挙げた。逆にマックス・フェルスタッペンには悔しいレースとなった。1ポイントのために最後のピットインをしなければ、さらに7ポイントが加算されていたはずだった。しかし、アクシデントを抜きに考えると、レース中のペース差はメルセデスの2台と比較して最大で1秒以上あり、セーフティカーの導入がなければ、さらに差は大きくなっていたはずだ。3位はフェラーリのシャルル・ルクレール。マックス・フェルスタッペンから12.618秒差でのフィニッシュ。バルテリ・ボッタスのパンクがなければ上がることのなかった表彰台だ。4位にはルノーのダニエル・リカルド。チームメイトのエステバン・オコンも6位に入り、20ポイントを獲得した。5位はマクラーレンのランド・ノリス。スタートでマシントラブルと思われる失速で順位を落としたのが響いた。7位はアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー。11番手スタートから堅実にレースを進め、終盤にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)に対して華麗なオーバーテイクを披露した。8位はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン。1周目にケビン・マグヌッセンとの接触によって後退したアルボンは、1回目のセーフティカー後にハードタイヤに交換することを選択。マグヌッセンとの接触で5秒加算ペナルティを科せられ、他のドライバーとシークエンスがずれたことで後方での戦いを余儀なくされたが、31周目にミディアムタイヤに交換してからはオーバーテイクを連発。他のマシンがパンクした影響もあったが、見事なリカバリーをみせた。9位はレーシング・ポイントのランス・ストロール。2回目のセーフティカー時にタイヤ交換をした最後のドライバーとなる不運もあり、後半はペースが上がらなかった。10位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ペース不足は堅調でガスリーとアルボンに抜かれてポイント獲得は難しいと思われたが、他のマシンのアクシデントに救われた。残り3周まで2位を走行していたバルテリ・ボッタスはラップ序盤にパンクしてしまったことで大きく順位を下げてポイントにあと一歩届かず12位。カルロス・サインツも4位まで順位を上げていたファイナルラップで左フロントがパンクして13位で終えることになった。アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは13周目にターン11(マゴッツ)でクラッシュしてリタイアでレースを終えた。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "htaGZsajE6696palNZAx4gMniFqrvxVv");});