2019年 F1イタリアGP 予選のハイライト動画。9月7日(土)にモンツァ・サーキットでF1イタリアGPの予選が行われた。完璧なトウを獲得できれば0.7秒を得らえるモンツァではクラッシュによる赤旗とトウを巡る駆け引きが結果を左右する。そのため、予選Q3では開始時から全ドライバーが駆け引きをしてスロー走行を行い、1台以外は時間内にアタックをできずに終了するという珍しい結末となった。
予選Q3は開始時から駆け引きが行われた。ピットが先頭に位置するもメルセデスが真っ先にピットを離れるもピットレーン出口でストップ。フェラーリ勢が先頭で出ていかざるを得なくなる。ベッテルは1コーナーでコース外に出て、他のマシンの後ろに入ろうと試みるが、先頭であることに変わらはない。そんな中、残り6分35秒にキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)がパラボリカでクラッシュして赤旗中断となる。この赤旗でアレクサンダー・アルボンとランス・ストロールはタイムを出せずにピットに戻る。赤旗が解除されてセッションが再開されても誰も出て先に出ていこうとはしない。2分を切ってルノーのダニエル・リカルドがピットを出ると全車が続々と続く。リカルドはターン1でコース外に出たが後続がスロー走行して結局前のまま。その後も全マシンがスロー走行して、時間内にラインを通過できたのはカルロス・サインツのみ。サインツは7番手で終え、1回目のアタックで1分19秒307でトップに立っていたシャルル・ルクレールのポールポジションが確定した。ルクレールは2戦連続4度目のポールポジション。フェラーリの母国イタリアのファンを盛り上げた。2番手はメルセデスのルイス・ハミルトン。Q2ではタイムシートのトップに立ち、フェラーリの完全制覇をストップ。フロントローからスタートとなった。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手にはフェラーリ(フェラーリ)と赤とシルバーのマシンが入り乱れる上位2列となった。3列目にはダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグとルノーが独占。7番手にもカルロス・サインツ(マクラーレン)が続き、ルノーエンジンの3台がトップ7に入った。8番手はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン。1回目のアタック中に赤旗中断、2回目のアタックでは先頭集団のトプを巡る駆け引きに巻き込まれてタイムを記録できずに終えた。9番手にはランス・ストロール(レーシングポイント)、10番グリッドはクラッシュを喫したキミ・ライコネン(アルファロメオ)というトップ10となった。予選Q3最後の走行は審議対象となっていたが、ニコ・ヒュルケンベルグ、カルロス・サインツ、ランス・ストロールの3名に戒告処分が下され、順位に変動はなかった。ホンダF1エンジン勢は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)にトラブルが発生。セルジオ・ペレス(レーシングポイント)のクラッシュによって1回目のアタックができなかったフェルスタッペンは、2回目のアタックを開始中に『ノーパワー』と無線で訴えてスローダウン。タイムを記録できずに予選を残した。しかし、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、故障ではなかったことを明らかにした。「アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手については予選Q1のアタック中、縁石の上に乗り上げえた際、タイヤが激しく空転し、エンジン回転が上がりプロテクションモードに入ったため、FIAのトルク監視システムが介入しました。その結果、走行中にパワーを落とすことになりました」トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトがQ2で敗退して13番グリッド、ピエール・ガスリーは15番手で予選を終えたが、エンジン交換によって後方スタートが決まっている。トロロッソ・ホンダは、Q2でトウの引っ張り合いのためにガスリーが出ていったが、2台が分断して失敗に終わっている。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "1qY2RnaTE6DeUKalB6oCdgNaF5ICrcyA");});
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