2019年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリー走行2回目が6月28日(金)にレッドブル・リンクで行われた。現地時間13時。気温は30.5度、路面温度は51.9度まで上昇したなかで90分間のFP2セッションはスタート。午前中のセッションではニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が縁石でフロントウイングを壊して赤旗中断のまま終了したが、午後のセッションもインシデントが多発することになった。
開始直後にはピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)が芝生に大きくコースオフ。ルイス・ハミルトンもコーナーを曲がり切れないシーンが見られた。そして、セッション開始から30分が経過した頃、ミディアムタイヤで走行中のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が最終コーナーでスピン。マシンは後ろからバリアに突っ込みリアサスペンションを含めたマシン後部を破損。ギアボックス、下手すればエンジンにまでダメージが及んでいる可能性があり、厳しい状況に追い込まれた。このクラッシュで赤旗中断となった。10分程度の赤旗中断の後、セッションは再開。しかし、今後はタイムシートのトップにいたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がソウトタイヤで走行中にターン6を曲がり切れずにコントロールを失って直進。マシン前方からウォールにクラッシュした。だが、駆動系にはダメージは及んでいないと思われる。このクラッシュで2度目の赤旗中断となった再開後にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)も最終コーナーでスピン。だが、なんとか当たる前にマシンはストップし、タイヤを壊した以外にダメージは受けなかった。カルロス・サインツ(マクラレーン)もターン6で大きくコースオフを喫している。その後はロングランのデータを取るべく、様々なタイヤで各チームが慌ただしく走行を行った。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。タイムは1分05秒086。ロングランに焦点を当て、2度の赤旗中断もあってか午前中の全体ベストタイムを更新することはなかった。2番手タイムは0.331秒差でバルテリ・ボッタス。前述のクラッシュによって12周の走行で終えた。3番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが記録。順位的には見栄えはいいが、タイムはトップから0.401秒差がついている。トロロッソ・ホンダは、アレクサンダー・アルボンが13番手、ダニール・クビアトが15番手でセッションを終えた。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "hoNTEzaTE6papI2gpbxDH82tVo01afdu");});
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