2018年 F1ロシアGPの予選が9月29日(土)にソチ・オートドロームで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がコースレコードを更新するラップタイムで今季2度目のポールポジションを獲得した。現地時間15時。気温23.8℃、路面温度37.6℃のドライコンディションでセションはスタート。レッドブルの2台、トロロッソ・ホンダの2台、マクラーレのフェルナンド・アロンソは、パワーユニット交換によって後方からスタートすることが決定している。
そのうちレッドブルの2台とトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがQ2に進出。Q3に進出するとQ2でタイムで出した中古タイヤでスタートしなければならなくなることもあり、この3台に走る理由はなく、事実上12台によるQ3争いとなった。だが、ルノーの2台はタイヤを自由に選べるなかで最後列となる6列目を狙って両ドライバーがクルマに乗り込んだもののコースには出ず。結果的にタイムを出した残りの10台が自動的にQ3に進出するという奇妙なセッションとなった。メルセデスの2台とフェラーリの2台はウルトラソフトでタイムを記録しており、明日の決勝でハイパーソフトでのスタートを避けた。Q3では1回目のアタックでバルテリ・ボッタスがルイス・ハミルトンに0.004秒という僅差でトップに浮上。バルテリ・ボッタスが2回目のアタックでコースレコードをさらに更新する1分31秒387を記録したのに対し、ルイス・ハミルトンは脹らんでトラックリミットを超えてしまったためラップを中断。バルテリ・ボッタスが今季2度目、自身6度目となるポールポジションを獲得した。ライバルのフェラーリは週末を通して精彩を欠いており、メルセデスに対して常に0.5~0.6秒差をつけられてきた。予選でもその傾向は変わらず、セバスチャン・ベッテルが0.556秒差で3番手、キミ・ライコネンが0.850秒差で4番手という結果に終わった。3列目にはケビン・マグヌッセン(ハース)とエステバン・オコン(フォースインディア)が並ぶ。以下、シャルル・ルクレール(ザウバー)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、ロマン・グロージャン(ハース)、マーカス・エリクソン(ザウバー)までがトップ10入り。ちなみにザウバーが2台揃ってQ3に進出するのは2015年の中国GP以来と63戦ぶりとなる。ホンダの新型“スペック3”エンジンの使用を断念してスペック2に戻したトロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ2でアタックを行わず13番手、ブレンドン・ハートレーはQ1で敗退して16番手だった。F1ロシアGPの決勝は9月30日(日)の20時10分(現地時間14時10分)から行われる。2018年 F1ロシアGP 予選 動画OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "JiY3ViZzE6GNj8MTuUjP4uO-o5DzO4Qj");});関連:F1ロシアGP 予選 | バルテリ・ボッタスがポールポジション!
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