フィリップアイランドの初日にビニャーレスがトップ獲得、ロッシは7位オーストラリアGPのウイーク初日は天候が激しく変化。午前中のフリープラクティス第1セッションはフル・ウエットで行われ、午後からの第2セッションは一転、フル・ドライのコンディションとなった。そのなかでMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは少しもぶれることなく、両セッションで好調ぶりを発揮してトップ・タイムをマーク。チームメイトのバレンティーノ・ロッシもふたつの異なるコンディションでマシン・セッティング向上を目指し、...
第1セッション、ビニャーレスは雨の影響をものともせずに序盤から果敢にペースアップ。まもなく2番手に浮上したあとはセッティング作業に集中していたが、15分後から再びプッシュすると1分39秒338を記録してトップに浮上。続く2回のトライでも着実にタイムを短縮し、セッション中盤までに1分38秒957へ更新。そのあとこの記録が破られることはなく、2番手以下に0.17秒差をつけてトップでセッションを終了した。例年同様、午後になるとコンディションは一転。明るい太陽がライダーたちを温かく迎え、路面は完全なドライに変化した。トップの座をキープしたいビニャーレスは、1度目の走行から素早くコンディションに適応して1分30秒110でトップへ。その後、全体のペースが上がると、すぐさま対応し、リアタイヤをソフト・コンパウンドに履き替えて再びプッシュしていった。最初のトライで1分29秒012へ短縮。次のラップでは初めて28秒台に入れ、1分28秒824のベストラップで2位以下を0.496秒引き離した。一方のロッシもフリープラクティス第1セッションの最初から果敢にプッシュ。ウエット・コンディションに合わせてセッティングを追求しながら、何度も自己ベストを更新して5番手まで浮上した。このあとピットに戻って調整を行い、残り20分で再びコースイン。しかしますます雨が激しくなり、なかなかラップタイムを更新できないまま6番手へ後退した。もう一度、素早いピットストップを行って3度目の走行に挑んだロッシは、残り3分で1分39秒885を記録して4番手に浮上した。ドライ・コンディションの第2セッションでは開始早々からフィーリングをつかんで好調ぶりを見せたが、ここでもYZR-M1のセッティングを重視。セッション終盤になってからアタックを試み、1分29秒436で一旦、5番手へ浮上したものの、最終的には7番手に後退してセッションを終えている。トップとの差は0.612秒。フリープラクティス第2セッションに続いて、'タイヤ・テスト・セッション'が行われ、2020年型ミシュラン・タイヤの耐久性が試された。ビニャーレスとロッシはこの20分間を利用し、ケーシングの安定性とグリップ性が向上したミシュラン製ソフト・コンパウンドのデータを収集した。ラップタイムではそれぞれ、3番手と7番手を獲得している。PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリとクアルタラロが明暗を分けるPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリは好調を維持して総合9番手。チームメイトのファビオ・クアルタラロも序盤はハイペースを見せていたが、第1セッション終盤で転倒し、第2セッションは走行を取り止めた。モルビデリはウエット・コンディションの経験を積みながら第1セッションで6位獲得と好調。フル・ドライに変わった第2セッションではタイムアタックに臨み、1分29秒718のベストラップでトップに0.894秒差の9番手を獲得した。一方のクアルタラロはウエット・コンディションの第1セッション終盤、第6コーナーでハイサイドを起こして転倒。検査の結果、骨折はなかったが、左足首に血腫が認められた。そのため第2セッションと、その後のタイヤ・テスト・セッションは走行を取り止め、明日のフリープラクティス第3セッションの前にもう一度、診察をうけることになっている。オーストリアGPウイーク2日目は、現地時間10:50にフリープラクティス、15:05に予選セッションがスタート。決勝は日曜日、全27ラップで競われる。Monster Energy Yamaha MotoGPマーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合1番手/1分28秒824)「フィーリングがとてもいいですし、このコースではいつも、素晴らしいラップタイムを記録することができるのでハッピーです。マシン・セッティングもとてもうまくいっているので、たとえウエットでも、ただコースへ出て周回を重ねるだけという状況でした。ここではタイヤをしっかり暖めることが非常に重要。そのためにも安定したペースで走行を続けなければならなかったので、そのなかでもこのような結果が出たことはとてもうれしいです。決勝について話すのは早過ぎると思います。今日は良い結果になりましたが、あと2日、これを続けていかなければなりませんし、決勝はまったく別のストーリーなのです。マシン・セッティングには満足していて、今はそのことが最も重要だと思います。2020年型ミシュラン・タイヤはフィーリング上々。非常に安定しており、彼らの仕事ぶりに満足です」バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合7番手/1分29秒436)「両方のコンディションを経験することができて、とても良かったと思います。それに明日はまた雨の予報なので、誰もがトップ10を目指して懸命にプッシュしていったのです。ドライ・コンディションでは好調ペースで7位を獲得。ウエットでも4位と、どちらのコンディションでも気持ちよく乗れています。もちろん、これで十分というわけではなく、さらなる改善を目指していかなければなりません。タイヤ・チョイスも重要です」マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)「フィリップアイランドは天候の変化の激しさで知られています。何が起こっても不思議ではなく、今日もその状況を目撃することになりました。フリープラクティス第1セッションはフル・ウエット、第2セッションはフル・ドライ。両方のセッティングを試すチャンスに恵まれ、両セッションで好結果を導き出すことができました。マーベリックはまさにひとり勝ちといった状況で、両セッションで2位以下に大きく差をつけました。バレンティーノもマシンに好感触をつかんで、いい走りができており、総合7位を獲得しています。第2セッションでは前後スリック・タイヤのスペックを比較。これが最後のドライ・セッションになると思うので、欠くことのできない重要な機会でした。また'タイヤ・テスト・セッション'では2020年型ミシュラン・タイヤを試し、ふたりとも好感触を得ていました。まだ1日目ですが、現時点では非常に勢いに乗っています」PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamフランコ・モルビデリ(フリー走行総合9番手/1分29秒718)「今日はマシンが非...
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