MotoGP 第2戦アルゼンチンGPへむけて、モビスター・ヤマハおよびヤマハ・テック3のライダーが意気込みを語った。Movistar Yamaha MotoGP、アルゼンチンに照準Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは今週末、第2戦アルゼンチンGP出場のために大西洋を越えて南半球へ移動。
開幕戦で3位表彰台を獲得したバレンティーノ・ロッシは、勢いをそのままに第2戦を迎える。アルゼンチンでも大勢のファンに支えられ、その声援を受けて何度も表彰台に上って来た。2015年に優勝、2016年と2017年に2位を獲得し、昨年は同時にヤマハのダブル表彰台を達成している。一方のマーベリック・ビニャーレスは、2週間前のカタールGPではグリッド15位から6位まで挽回する大健闘。ここアルゼンチンではウイークのスタートからトップグループを目指す。昨年は圧倒的な強さで勝利を挙げており、今年もその再現を狙っている。Termas de Río Hondo Circuitは2012年に建設され、その2年後の2014年からMotoGPカレンダーに加えられた。全長4.8kmのコースは5つの左コーナーと9つの右コーナー、1,076mのストレートを含むエキサイティングなレイアウト。南米で最も近代的で最も安全性の高いサーキットとしても認められている。Monster Yamaha Tech3、アルゼンチンへ!2018シーズンを好調にスタートしたMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは今週末、第2戦アルゼンチンGP出場のため南アメリカへ。2週間前のカタールでハイペースを披露したヨハン・ザルコはさらなる進化を、ルーキーのハフィス・シャーリンも開幕戦での成長をより確実なものにするために新たな戦いに挑む。現地時間の金曜日10:55にフリープラクティスを開始。決勝は4月8日、日曜日の15:00にスタートする。Movistar Yamaha MotoGPバレンティーノ・ロッシ「去年はここアルゼンチンで十分に強さを発揮することができました。チームメイトと1-2フィニッシュを達成し、最高のレースができたと思っています。しかしその後状況が変わり、今ではライバルたちがとても強くなっているのです。厳しい戦いになると思いますが、このコースが好きですし、いつもいい走りができているので不安はありません。うまくいくと信じています」マーベリック・ビニャーレス「カタールGPではマシンセッティングが非常にうまくいきました。チームのみんなが頑張ってくれたおかげで、今はこうして、次のアルゼンチンGPを楽しみに待つことができます。昨年は優勝を果たしたこのコースで、GPウイークのスタートを今か今かと待っているのです。昨年同様の良いフィーリングをつかんで、今年もまた優勝を狙っていきます。ウイークを通じて好調を維持し、決勝でも優勝を意識しながら最後まで上位をキープしたいと思います」マッシモ・メレガリ (チームディレクター)「カタールでの開幕戦を好調のうちに終えることができたので、今週も勢いを維持して臨みたいと思っています。アルゼンチンまでは長い旅になりますが、彼の地のファンがライダーたちの走りを目の前で楽しんでくれるのですから大いに価値があります。テルマス・デ・リオ・オンドはYZR-M1との相性が良く、ふたりのライダーもコースをとても気に入っています。昨年はマーベリックとバレンティーノが1-2フィニッシュを達成しており、このことがより一層、私たちのモチベーションを高めてくれています。今年も好成績を目指します」Monster Yamaha Tech3ヨハン・ザルコ「早くM1に乗りたい気持ちでいっぱいです。カタールのあと2週間の休暇があったので、次に向けて準備を整えながら、開幕戦で起きたすべてのことを思い出していました。あのときと同じようにファステストラップを連発し、もう一度レースをリードしたい。そして今度こそ勝利を手にしたいです。今はとにかく優勝だけを目指しています。実際にウイークが始まってあとで、フィーリングを確かめてまた考えればいいと思いますが、いずれにしてもとても良い状態で第2戦を迎えられることだけは間違いありません」ハフィス・シャーリン「身体のコンディションはもちろん、精神面のコンディションにも集中してきました。そしてすでに第2戦に向けて準備が整い、またあの"クレイジーホース"に乗れる日を楽しみに待っています。カタールのあとも勉強を続け、昨シーズンのMotoGPレースをいくつか見て、予選と決勝でどんなことをしているのかを知りました。これらのことから学びながら実際のウイークに生かしていきたいと思います。トレーニングはハードにやっているので、準備は万端です」エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)「2018シーズンを順調にスタートし、私たちはこれから第2戦の地、南アメリカへ向かいます。大好きな国、大好きな場所でのレースウイークをエンジョイしたいと思います。サーキットはレイアウトが美しく、また面白くて難しい。毎年、見ごたえあるバトルが展開され、しかも安全性にも注意が払われているところが、とても素晴らしいと思います。パドックを整備してくれた主催者たちにお礼を言いたいと思います。パドックはMotoGPの基準に合った素晴らしいものになり、とても居心地の良い場所になっているからです。YZR-M1はここでいつも速さを発揮していて、去年はヨハンが5位を獲得してMotoGP初ポイントを挙げました。ハフィスは初めて走ることになりますが、彼はチームに加入してからずっといい仕事ぶりを見せてくれていますし、今回も難なく、この場所とマシンに慣れてくれるでしょう。カタール後の休暇は良いものでしたが、私たちはすでに準備を整え、次のウイークを待ち望んでいます。天候が味方してくれることを、また観客が去年以上に多くなっていることを期待します」