前戦MotoGP オランダGPに続き、ドイツGP2日目も再び悪天候に翻弄され、チームスズキエクスターライダーのふたりは、ドライコンディションで走行した午前のFP3でどちらもポジティブな前進を見せたにも関わらず、予選では雨に見舞われ、イアンノーネ16位、リンス22位と、悔しいQ1敗退となった。セットアップを変更して臨んだ今朝のFP3では、イアンノーネが約1.3秒、リンス0.7秒と、ふたり揃って昨日より大きくタイムアップ。
FP4後半に雨が降り出し、Q1はウェットでのアタックとなるも、レインのセットアップで十分なラップができず、思うようにタイムを詰められないまま、惜しくも共にQ2入りのチャンスを逃す。しかし、ドライ、レイン共に、初日と比較してポジティブな前進が多く、明日の決勝が雨でも晴れでも、ふたりのパフォーマンスに期待がかかる。アンドレア・イアンノーネ「今日はドライでもウェットでもフィーリングは悪くなかったけど、どちらかと言えば、ドライの方が順調だったかな。Q1のウェットでのアタックも決して悪くはなかったのだけど、途中でピットインしてリアタイヤを変えていたら、もっとタイムアップが可能だっただろうね。ドライで走ったFP4では、中古タイヤで安定して速いタイムを刻めたし、昨日から変更したセットアップがうまくいったみたいで、かなりフィーリングはいいんだ。明日のレースが楽しみだよ。」アレックス・リンス「先週のアッセンに続いて、今週もまた天候に振り回されちゃったね。でも、ドライのセットでは大きく前進できたし、ウェットも、オランダの時ほど悪くなく、もうちょっと自信を持って走れるようになったよ。もちろんまだまだやるべきこともあるし、経験不足だとは思うけど、かなり前向きだよ。明日が晴れだったら良いレースができるんじゃないかなと思っているよ。雨だったら晴れよりは苦労するだろうけど、でもさほど悪くないはずさ。」ダビデ・ブリビオ チームマネージャー「不安定で、ころころ変わる天候のせいで、チームはかなり振り回された感じでした。ドライコンディションのFP4ではアンドレアのフィーリングも良く、昨日よりかなり前進した感がありましたし、ウェットコンディションのQ1も、ポジティブだったと思います。最後の数周はアタックのタイミングを逃してしまいましたが、一時はトップタイムも記録し、ポテンシャルを見せることができました。アレックスにとっては、このように天候が変わるコンディションでの走行はかなり大変な状況だと思いますが、彼は常に冷静に、とても良い仕事ぶりを発揮してくれています。明日の決勝が晴れだったら、ふたりとも良いレースをしてくれることでしょう。」関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション
全文を読む