スズキは、2014年のMotoGP復帰にむけてマシンの開発を継続。ランディ・ド・プニエがもてぎでのプライベートテストに参加することが明らかになった。まだスズキはMotoGP復帰をコミットしていないが、2014年に復帰することは長く噂されている。イギリスの専門誌 MCN は、スズキが2月に国内で初テストを実施したと報道。
2014年に復帰を目指すスズキは、欧州出身のライダーを加え、2013年シーズン中にオフィシャルテストを含めて欧州で5度のテストを予定していると伝えている。スペインの専門サイト Motoworld によると、スズキのテストライダーを務める青木宣篤がツインリンクもてぎでのプライベートテストで走らせた2014年マシンは、エキゾーストの数が2つから1つに縮小され、フェアリングの右側に見られたスターターアクセスドアがなくなり、ヤマハM1と似たようなエンジン音だったと報道。同サイトは、ダビデ・ブリビオがスズキの指揮を執り、第一候補にカル・クラッチローを指名。パートナーにはアレックス・エスパルガロを有力候補に挙げている。またパワー・エレクトロニクス・アスパル・チームのランディ・ド・プニエは、第4戦フランスGP後、来季の復帰を予定するスズキのプライベートテストに参加するため、20日に日本に向けて出発することを明かした。ランディ・ド・プニエは、「明日、スズキのテストをするために日本に行く。今日のレースを直ぐに忘れられるから、僕にとっては良い。僕にとって良い経験となる。良い仕事がしたい」と、噂されていたプロジェクトの参加を明かした。またMotoGPを運営するドルナスポーツでイベントエリアのマネージングディレクターを務めるハビエル・アロンソは、スズキの2014年シーズンからの復帰に関して以下のように説明している。「スズキのレース関係者たちが我々を訪ねに来ました。我々はテストへの準備ができれば、いつでもテストに参戦する可能性を提供してきました。スズキはプログラムの継続を希望し、その可能性と手段を現在検討しています。」「彼らは、(復帰に関する)結論を出すために検討をしており、プロジェクトに取り組んでいます。帰国後、重要な会議であるようです。彼らへのドアはオープンです。」「グリッドはフルに埋まっている状況です。当然、我々は、現在の参戦チームに対して約束があり、彼らには継続参戦する権利が維持されることから、もし、全てのチームが参戦を希望し、スズキが復帰を希望すれば、参戦する1チームと合意しなければいけません」と、チャンピオンシップのバランスを理由とした復帰への条件を説明した。
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