MotoGP第2戦アメリカズGPの決勝レースが21日、初開催となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、マルク・マルケスが初優勝を飾った。気温23度。路面温度38度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で4番手だったポールポジションのマルケス・マルケス(20歳)は、ライバル勢がリアにソフトタイヤを選んだ中でハードタイヤを選択。2分04秒台を安定して刻むと、14ラップ目にトップに飛び出して、1982年にフレディ・スペンサーが樹立した史上最年少優勝を更新することに成功した。
2位にもダニ・ペドロサが続き、レプソル・ホンダが今季初のワンツーフィニッシュを成し遂げた。マルク・マルケス (優勝)「カタールで初めて表彰台に上がったときはとてもうれしかったです。今日は初優勝を達成できたので、カタール以上にうれしいです。思ったよりうまく走ることができました。プレシーズン中に一生懸命仕事をしてくれたチームに感謝したいです。ここまで必死の努力をしてきました。それがなければこの勝利は不可能でした。決勝レースはとても大変で、とても体力を使いました。中盤まではダニについていきましたが、残り10周でアタックしてギャップを広げようと思っていました。プラクティスのときから抱えていたフロントの問題のために、それほどギャップを広げることはできませんでしたが、それでも勝利を手にすることができました。25ポイントを獲得できたことは、とてもすばらしいことです。それ以上に、MotoGPの2レース目で優勝できたことはもっと重要なことでした。この先、もっと難しいサーキットがありますが、これからも全力でがんばります。一つひとつのレースで最善を尽くし、すべての瞬間を楽しみたいです」ダニ・ペドロサ (2位)「今日はいいレースができました。2位を獲得することができてうれしいです。マルクがとても強いことは分かっていましたが、僕にもすばらしいペースがありました。自分のペースで走っていましたが、終盤は、身体が疲れてマシンをうまく扱えず、シケインでかなりタイムを落としました。特にサーキットの最初のセクションが大変でした。2つ目のセクションでリカバーすることができましたが、十分ではありませんでした。さらに終盤にミスをして1.5秒ロスしてしまい、マルクとの差が広がってしまいました。その時点で勝負がつきました。それでも今日はとてもいい走りができたので満足しています。カタールに比べたら前進することができました。すばらしい仕事をしたマルクにも『おめでとう』と言いたいです。次は大好きなヘレス・サーキットです。集中してがんばらなければいけません」
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