ニッキー・ヘイデンが、負傷したジャック・ミラーの代役としてアラゴンGPでMotoGPに復帰することになった。エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDSは19日、第10戦オーストリアGPのウォームアップ走行で転倒を喫した際に右手を骨折したジャック・ミラーが回復を優先させ、万全な状態で3連戦を迎えられるように、今週末の第14戦アラゴンGPを欠場。今季からスーパーバイク世界選手権への参戦を開始したレジェンドライダー、ニッキー・ヘイデンを起用することを発表した。
初開催となった2010年に3位表彰台を獲得した経験があるニッキー・ヘイデンは「最初にジャックの早期回復を願う。彼は友人であり、大きな期待を寄せているライダーなんだ。その大きなポテンシャルを証明するために、1日も早く回復して欲しい。僕にとってはあまり慣れていない体験となるだろう。過去に1度も代役を務めたことがないけど、ホンダとは良好な関係があり、このアイデアが浮上したとき、ホンダと所属するテン・ケイトが祝福してくれた。ホンダのチームをサポートしてくれることは良いことだ」「僕として楽しめる機会となるだろう。通常であれば、トレーニングでバイクに乗り、テレビで観戦しているところだから、楽しみたい。決して簡単なチャンピオンシップではない。レベルは非常に高く、僕としては学ぶことが多い。公園を散歩するのとは全く違う。このバイクとタイヤを走らせたことがないし、電子制御も異なるけど、今までの経験を活かしたい」「個人的には、もう一度この舞台で走れることは最高だ。この機会を提供してくれたエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS、この機会を可能にしてくれたテン・ケイトとパーソナルスポンサーに感謝したい。彼らが誇りに思えるような走りをしたい」と抱負を語った。