ロードレース世界選手権の第15戦 日本グランプリが、10月13日(金)~15日(日)の3日間、栃木県・ツインリンクもてぎで開催される。ツインリンクもてぎでは、1999年に初めて日本グランプリが開催された。2000年から03年までの4年間は、鈴鹿サーキットで日本グランプリ、ツインリンクもてぎではパシフィックGPが開催されたが、04年からはツインリンクもてぎだけの開催となり、日本グランプリの舞台として定着した。
シーズン終盤戦、ヨーロッパからは遠征となり、海を越えるこの3連戦は、日本グランプリが秋の開催になった2010年からすっかりカレンダーに定着した。日本グランプリは4年連続で3連戦の初戦となり、オーストラリアGP、マレーシアGPと続く。過去の日本グランプリでは、14年の大会でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2年連続チャンピオンを決め、Hondaとしては初めてホームグランプリでのタイトル獲得を達成、ファンも関係者も歓喜に沸く大会となった。翌15年は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が優勝したものの、その時点で、チャンピオン争いに加わっていたマルク・マルケスのタイトルの可能性が消滅するという、悔しさも残る結果になった。その雪辱に闘志を燃やすことになった昨年は、再び日本グランプリがタイトル決定の舞台となり、マルク・マルケスは2年ぶりにタイトル獲得を果たした。この結果、マルク・マルケスは、125cc、Moto2時代を含めて通算5度目、最高峰クラスで3度目のタイトル獲得となり、両記録ともに史上最年少での記録達成となった。13年には史上最年少記録で最高峰クラス初のポールポジション(PP)、優勝、タイトルを獲得。14年にはシーズン最多PP記録と最多優勝記録を達成した。昨年は15戦を終えてシーズン最多タイ記録となる8人のウイナーが誕生(シーズン終了時には9人)する激戦となっていたが、マルク・マルケスは15戦して5勝を含む11度の表彰台獲得を果たしチャンピオンに輝いた。今年も14戦を終えて、チャンピオンの可能性を残すのは、総合首位のマルク・マルケスから総合5位までの5選手。今回の日本グランプリはタイトル王手の大会とはならなかったが、2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に16点差、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に28点差をつけており、今季6勝目を狙うマルク・マルケスにとっては、タイトル獲得に向けて前進することが期待される。マルク・マルケスは、後半戦に入って、5戦3勝と調子を上げている。第13戦サンマリノGP、第14戦アラゴンGPでは今季初の2連勝。勢いをつけている。13年にMotoGPクラスにデビューして、昨年の大会でもてぎ初制覇。今年は大会2連覇とシーズン3連勝を狙う。前戦アラゴンGPで2位表彰台に立ち、総合5位から総合4位に浮上したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、2年ぶりの日本グランプリに気合を入れている。ツインリンクもてぎを得意とするダニ・ペドロサは、11年、12年、そして15年と過去3度の優勝を達成している。昨年は初日のフリー走行で転倒を喫し、右鎖骨を骨折して欠場した。今年はその雪辱と4度目の日本グランプリ制覇に挑む。カル・クラッチロー(LCR Honda)が、ツインリンクもてぎで今季2度目の表彰台獲得に闘志を燃やしている。これまでカル・クラッチローは、ツインリンクもてぎでは、あまりいい結果を残せなかったが、ウエットコンディションとなった15年に6位、ドライコンディションで行われた昨年は5位と着実に苦手意識を克服している。今年はツインリンクもてぎ初の表彰台登壇に挑む。14年を終えて9度のポイント獲得を果たしているティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季10度目の入賞とベストリザルトに気合を入れている。昨年はストップ&ゴーのレイアウトとMotoGPマシンのパワーコントロールに苦戦したが14位でポイント獲得。今年はシングルフィニッシュと第5戦フランスGP、第6戦イタリアGPの11位を凌ぐリザルトに挑む。チームメートのジャック・ミラーは、大会前のモトクロストレーニングで右脚を負傷したため欠場することが決まり、青山博一が代役として出場する。青山博一は、昨年はダニ・ペドロサの代役として出場し、15位でフィニッシュしている。今年はシーズン初の代役出場となるが、2年連続の日本グランプリのポイント獲得に挑む。マルク・マルケス (MotoGP 総合1位)「今シーズンも残り4レースとなりました。遠征の3ラウンドをはじめ、すべてのグランプリで100%の力を出しきらなけばなりません。時差、コンディションが違うため、この3戦はどれも大変です。今年はチャンピオンシップが接戦なので、さらに難しい戦いになります。僕たちにとって最も大事なことは、モンメロ以降、シルバーストン以外のすべてのレースで表彰台に上がってきたということです。さまざまなコンディション、そしてさまざまなサーキットで、うまく仕事をこなしてきました。それが自信につながり、どこでもいいレベルにいることを証明してきました。日本には素晴らしい思い出がいくつかあります。昨年は優勝し、もてぎでは2度目のタイトル獲得となりました。でも今年は新たな戦いが待ち受けています。集中力を維持して、どのような状況でもうまく対応できるようにしなければなりません。もてぎの路面コンディションは、大きく変わることがあります。また、ハードな加速とブレーキングに合うセットアップを見つけるために一生懸命取り組まなければなりません。Hondaのホームファンの前で、今年もいい結果が出せるように全力を尽くし、一生懸命プッシュしたいです」ダニ・ペドロサ (MotoGP 総合4位)「Hondaのホームサーキットでレースに挑むことを楽しみにしています。日本のファンは非常に熱狂的でHondaを愛しています。そして、このスポーツを歓迎しています。ファンだけではなくサーキットも素晴らしいです。15歳で初めてここを走ったときからいい感触がありました。自分のライディングスタイルに合い、とても楽しく走れます。昨年は残念ながら大きな転倒をしてケガに苦しみましたが、今シーズンはこれまでの勢いを維持して、力強いレースをしたいです。それを叶えられるように100%でがんばります」カル・クラッチロー (MotoGP 総合9位)「アラゴンでは転倒という残念な結果に終わりました。今は気持ちを切り替え、もてぎを楽しみにしています。ここはHondaのホームレースなので、Hondaやすべての日本のファンのために素晴らしい走りをみせられるようにがんばります。このサーキットは好きです。昨年はかなりいい結果を出す...
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