マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が2026年MotoGP第2戦ブラジルGPで圧勝を飾り、開幕からの連勝を達成した。チームメイトのホルヘ・マルティンが2位に入り、アプリリアがワン・ツーフィニッシュを達成。序盤からレースを支配する完璧な週末となった。レースは開始直前、路面劣化の影響により31周から23周へ短縮される異例の展開となったが、タイヤ変更は許されず、各ライダーは難しいコンディションでの戦いを強いられた。
ベッツェッキが序盤から主導権を掌握ベッツェッキはスタートでホールショットを奪い、そのままレースの主導権を握った。ポールポジションのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、マルク・マルケスが続く展開となる。2周目のターン1でディ・ジャンアントニオがミスを犯し順位が変動。同じコーナーではジャック・ミラーがクラッシュを喫した。さらにKTMのペドロ・アコスタはソフトリアタイヤを活かし、3周目までに4番手へ浮上。中団ではディ・ジャンアントニオ、アコスタ、マルティン、アレックス・マルケスによる激しい争いが展開された。その中でマルティンがポジションを上げ、アプリリア勢は再び上位を固める形となる。一方、ベッツェッキは着実にリードを拡大し、6周終了時点で1.8秒差を築いた。アプリリアが1-2体制を確立7周目、ディ・ジャンアントニオとマルケスのバトルがターン3で膨らんだ隙を突き、マルティンが2番手へ浮上。これによりアプリリアはワン・ツー体制を確立し、その後数周にわたりレースを完全にコントロールした。11周目にはフランチェスコ・バニャイアがターン1でのクラッシュによりリタイア。さらにジョアン・ミルもグラベルに飛び出すなど、後方では波乱が続いた。終盤は3位争いが激化レース終盤、マルティンはディ・ジャンアントニオに対して1.5秒のギャップを築き、安定した走りで2位を確保。一方、3位争いではマルク・マルケスとディ・ジャンアントニオが激しく競り合い、18周目にはマルケスがオーバーテイク。しかし翌周、ディ・ジャンアントニオが再び抜き返すなど、激しい攻防が続いた。この争いの間にマルティンは2.1秒差までリードを広げ、タイヤのパフォーマンス低下に苦しみながらもポジションを守り切った。ベッツェッキが歴代に並ぶ記録達成ベッツェッキは最終的に2位マルティンに3.2秒差をつけてフィニッシュ。これにより4連勝を達成し、バレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケス、ホルヘ・ロレンソ、フランチェスコ・バニャイアに並ぶ記録を打ち立てた。マルティンはアプリリア移籍後初のグランプリ表彰台を獲得し、チームとしてもスプリントを含めたダブル表彰台で週末を締めくくった。3位にはディ・ジャンアントニオが入り、スプリントに続く連続表彰台を確保した。小椋藍は終盤のオーバーテイクで5位に入り、トラックハウス・レーシングで存在感を発揮。フェルミン・アルデゲルは負傷からの復帰戦で8位に入った。ヨハン・ザルコが9位、ラウル・フェルナンデスが10位。以下、ルカ・マリーニ、フランコ・モルビデリ、ディオゴ・モレイラが続いた。ヤマハ勢ではアレックス・リンスが最上位となるポイント圏内でフィニッシュ。エネア・バスティアニーニ、ファビオ・クアルタラロ、トプラク・ラズガトリオグルが続いた。マーベリック・ビニャーレスは最後尾完走となったが、前方のルーキーに6秒差まで迫る走りを見せた。