MotoGP フランスGP決勝で、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は9位でチェッカーを受けた。フランスGPは27周で決勝レースが行われ、今シーズン最もエキサイティングなレースとなった。その厳しい戦いの中で中上は、ミスをせず、クレバーに走ってチェッカーを受けた。
14番手から好スタートを切った中上は、転倒者の多い難しいレースの中で着実にラップを刻んだ。集中力を切らさず安定したペースをキープして9位でフィニッシュ。2戦連続となる9位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。LCR Honda CASTROLのアレックス・リンスは、フランスGPでトップ10争いに加わったが、レース中盤に転倒を喫しリタイアに終わった。アレックス・リンスは、18番グリッドから好スタートを切り、10番手までポジションを上げたが、15周目の9コーナーで転倒し、リタイアに終わった。今大会はブレーキングに課題を抱え、転倒はフロントからのスリップダウンだった。今大会、チームはブレーキングの改善に取り組んだが、大きなステップを刻むことはできなかった。リンスにとっては、今季もっとも厳しいレースの一つとなったが、転倒によるケガはない。次戦は気持ちを切り替えて挑む。中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)「今日は1周目からプッシュする感覚がつかめず、タフなレースとなりました。1周目から限界を探りながらの走行となり、ミスやクラッシュを避けるために集中しました。目標はトップ10でフィニッシュすることでした。それを達成したという点では、いい仕事ができたと思います。しかし、ブレーキングが難しく、なかなか攻めの走りができませんでした。ポテンシャルがあることは分かっているので、ムジェロで一歩前進するために、これからデータを分析しなければなりません」アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)「いいスタートが切れました。そして、バイクも快適に乗れるようにいろいろなことにトライし、ポジションをばん回しようとしました。しかし、14周目ぐらいからフロントが切れ込むようになり、15周目に転倒してしまいました。今日は、リアのフィーリングに苦労しました。しかし、これもレースです。次戦ムジェロでもプッシュしていきます」
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