2022年 Moto2 第16戦日本GPの決勝レースが9月25日(日)にモビリティリゾートもてぎで行われ、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が優勝した。13番グリッドの小椋藍は、1ラップ目に8人を抜いて5番手、5ラップ目に3番手、7ラップ目には2番手に浮上。13ラップ目に1番手を抜いてトップに飛び出すと、14ラップ目と18ラップ目にはファステストラップを叩き出し、第5戦スペインGP、第12戦オーストリアGPに続き、今季3勝目。
日本人ライダーとして当地で2006年の青山博一以来となる優勝を挙げ、2010年に始まった『Moto2』で日本人最多勝を飾った。気温23度、路面温度41度のドライコンディションの中、11番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは、1ラップ目10番手、8ラップ目5番手、12ラップ目3番手、16ラップ目には2番手まで挽回し1.192秒差の2位。3戦連続8度目の表彰台を獲得すれば、12番グリッドのアロンソ・ロペスは7.168秒差の3位に入り、2戦ぶり3度目の表彰台を獲得。3番グリッドのジェイク・ディクソンは4位。5番グリッドのソムキアット・チャントラは5位を維持。4番グリッドのトニー・アルボリーノ、18番グリッドのペドロ・アコスタ、17番グリッドのアルベルト・アレナス、15番グリッドのボ・ベンスナイダー、6番グリッドのフィリップ・サラッチがトップ10入り。20番グリッドの羽田太河は自己最高位タイの17位。9番グリッドのケミン・クボは18位。ウォームアップ走行で1番時計を刻んだポールポジションのアロン・カネトは、1番手走行中の4ラップ目に今季13度目の転倒。24番手を走行していた16ラップ目に2度目の転倒を喫してリタイアすれば、2番グリッドのフェルミン・アルデグエルは、2番手走行中3ラップ目に今季12度目の転倒。22番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティは、15番手走行中の8ラップ目に今季13度目の転倒を喫した。チャンピオンシップは、総合1位アウグスト・フェルナンデェスは20ポイントを加算したが、総合2位小椋藍が7ポイント差から2ポイント差に接近。残り4戦100ポイントのタイトル争いにおいて、転倒リタイアを喫した総合3位アロン・カネトと総合4位チェレスティーノ・ヴィエッティは57ポイント差と72ポイント差とギャップが広がったことから、数字上では逆転が可能ながら、困難な状況に追い込まれた。
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