スターティング・ポジションがレース展開を大きく左右する、ここモーターランド・アラゴンで、Monster Energy Yamaha MotoGPのファイビオ・クアルタラロとカル・クラッチローは、それぞれグリッド好位置獲得を目指した。ポールポジションを狙っていたクアルタラロは激しい接近戦のなかで3位。クラッチローは15位となっている。
スターティング・ポジションがレース展開を大きく左右する、ここモーターランド・アラゴンで、Monster Energy Yamaha MotoGPのファイビオ・クアルタラロとカル・クラッチローは、それぞれグリッド好位置獲得を目指した。ポールポジションを狙っていたクアルタラロは激しい接近戦のなかで3位。クラッチローは15位となっている。激しい接近戦となった予選セッションで、PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのバレンティーノ・ロッシは21番手、チームメイトのジェイク・ディクソンは22番手に留まった。クアルタラロが3番手フロントローを獲得、クラッチローが15番手クアルタラロは他の全員がアタックを開始してから1度目の走行をスタート。単独走行で好タイムを目指し、最初のアタックで2番手に0.001秒差の3番手につけると、次のラップではすべてのセクターでタイムを更新しながら1分46秒727を記録してトップに浮上した。残り6分でピットイン。この時点で2番手に0.151秒差をつけていたが、1分半後にコースに戻り2度目の走行を開始すると、ライバルがラップレコードを更新する速さを見せた。クアルタラロは限界ぎりぎりまでプッシュしてトップ奪回を目指すも、1分46秒719で3番手に留まった。トップとの差は0.397秒。フロントロー獲得は今季12回目となった。一方のクラッチローはQ1を後方からスタートし、すぐさま4番手に浮上。全体のペースが上がると素早く反応し、1分47秒946に短縮して4番手を取り戻した。ピットインの時点で5番手に後退していたが、残り5分弱であと2ラップのアタックに臨み、最終ラップで1分47秒613へ更新。しかし順位を上げることはできず、トップから0.320差の5番手で終了した。決勝は15番グリッドからスタートする。PETRONAS Yamaha SRTは21番手と22番手ロッシはFP3の前半でミディアム・コンパウンドのタイヤを使用。終盤でタイムアタックを試み、一時トップ10につけたが、最終的には1分47秒551で15番手に留まりQ2進出はならなかった。Q1では序盤で4番手に上がったあと、6番手に後退。2回目の走行では1分47秒863まで更新したが、ポジションを上げることはできず11番手で終了した。これにより決勝は21番グリッドからスタートすることとなった。一方のディクソンは、FP3で前日のタイムを1.5秒上回る1分48秒422を記録。Q1では序盤で6番手まで上がり、最後のタイムアタックでさらに1分48秒146へと更新したが、12番手に留まり、22番グリッドが決定している。Monster Energy Yamaha MotoGPファイビオ・クアルタラロ(予選3番手/1分46分719)「3番手は悪くありません。私たちの目標はいつもフロントローなので、結果には満足しています。そして、仮に私が満足していないとしても、明日はここからスタートするのです。Q2の最終ラップではわずかにラインを外しましたが、大きな影響はありませんでした。第4セクターでは全力でプッシュしていましたが、あれ以上はどうしても上げられませんでした。マシンのことではなく、私はいつも最終コーナーでやや苦戦するのです。マシンのフィーリングはとても良かったのですが、ポールポジション獲得は難しかったですね。ペースは上々。おそらくベストではないかもしれませんが、私自身はベストを尽くします。ハードワークを続けていくことで、できるだけ上のポジションを目指します。グランドスタンドに大勢のファンが戻ってきてくれたことはとてもうれしいです! 彼らから素晴らしいサポートをもらっています」カル・クラッチロー(予選15番手/1分47分613)「昨日のほうが良かったことは間違いありません。今日の午前中も良かったのですが、トップ10を逃してしまい、Q2に進むことができませんでした。もしそうなっていれば、もっとずっと楽な展開だったのですが... でも全体的には満足しています。今日一日を終えて、ここまでいい仕事ができていると確信できたのです。ペースは速く、テストライダーとしてはなんとか頑張っているし、決して悪くないと思っています。しかし最終セクターの最終コーナーでミスをしてしまい、予選のポジションを上げることができなかったことは残念です。Monster Energy Yamaha MotoGPのチーム全員が素晴らしい仕事をしています。明日を楽しみにしています」マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)「今日の仕事には満足しています。クアルタラロ選手は当然、ポールポジションを欲しがっていましたが、最大の目標はフロントロー獲得であり、彼はそれを達成しました。クラッチロー選手も、いい仕事をしてくれました。彼自身は予選のパフォーマンスに完全に満足しているわけではありませんが、日ごとに気持ちよく乗れるようになり、リズムもどんどん改善されてきたことでポジションも上げることができました。私たちとしては、決勝でどのようなレースを見せてくれるか、とても楽しみです。全体のレベルが高く、コースは決してヤマハ向きではありませんが、私たちも負けてはいません。今日のデータを分析し、ここからさらに改良を目指していきます。決勝ではタイヤ・コントロールが重要な鍵を握ることになるでしょう。素晴らしいバトルを期待しています」PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamバレンティーノ・ロッシ(予選21番手/1分47分863)「マシンの状態も、私自身のペースも、昨日より良くなっています。その結果、FP3ではトップに0.6秒差まで近づいたのですが、大勢のタイムが非常に接近しているため15番手に留まりました。Q1ではうまくポジションをとれず、大勢のなかで走ってしまったため、十分にポテンシャルを出し切ることができませんでした。タイムを更新できないまま終わったことは、とても残念です。グリッド後方から挽回を目指すためにも、このあとのタイヤチョイスが非常に重要になります」ジェイク・ディクソン(予選22番手/1分48秒146)「2戦目を迎え、今回はすべてのことが、かなり楽になっています。トップとの差も大幅に縮まり、あとコンマ8秒というところまで近づくことができました。全体的にはとてもいい状態で、私自身はこのビッグ・バイクを大いに楽しんでいま...
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