2026年F1モナコGPの初日フリー走行で、フェラーリがFP1とFP2の両セッションで最速タイムを記録した。シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがそれぞれトップに立ち、モンテカルロ市街地コースで好調なスタートを切った。タイヤサプライヤーのピレリは、路面コンディションの改善が進んだことで予選ではシミュレーションを上回るラップタイムが記録される可能性があると分析。
また、レースは1ストップ戦略が有力との見方を示す一方で、予選ではソフトタイヤの使い方とトラフィック管理が重要な鍵になると指摘した。フェラーリが金曜日を席巻FP2ではルイス・ハミルトンが1分13秒026を記録し、チームメイトのシャルル・ルクレールを0.111秒上回ってトップタイムをマークした。3番手にはマックス・フェルスタッペンが続き、上位3台はいずれもC5コンパウンドでベストラップを刻んだ。ランド・ノリスとアストンマーティン勢を除く全ドライバーがC4とC5の両方を使用。ノリスはミディアムタイヤで7周を走った後にマシンを止めることとなり、アストンマーティンの2台はセッションを通してソフトタイヤのみを使用した。モナコ特有の難しい市街地コースに慣れるため、多くのドライバーが周回数を重ねた。ハミルトンとルクレールは34周、フェルスタッペンは33周を走行し、各チームとも予選と決勝に向けたデータ収集を進めた。フェラーリ勢は主にC4コンパウンドでロングランを行った一方、フェルスタッペンはC5を中心にプログラムを消化。フィールド全体でもC4とC5は比較的均等に使用された。1ストップ戦略が有力候補FP1序盤では多くのチームがハードのC3コンパウンドを投入した。その後はほぼ全車がミディアムへ移行し、ソフトタイヤを使用したのはキャデラック勢のみだった。ピレリのチーフエンジニアを務めるシモーネ・ベッラは、まずタイヤの状況について次のように説明した。「ほとんどのチームは、路面コンディションを評価し、ドライバーがサーキットへの信頼を高めることを目的にハードコンパウンドで週末をスタートした。C3はおそらくレースで最も使用されないタイヤになるだろう。ニュートラリゼーションがなければ、1ストップ戦略が有力になるはずだ」「一日を通して他の2種類のコンパウンドは安定していた。一部のドライバーが行ったロングランでも特別なデグラデーションは見られず、グレイニングは一部のフロントタイヤに発生したものの、パフォーマンスへの影響はなかった」予選ではさらに速いラップもベッラはまた、予選ではシミュレーションを上回るタイムが出る可能性があるとの見解を示した。「今日の最速ラップタイムは、各チームのシミュレーションが示していた最速タイムからわずか0.3秒差だった。モナコでは伝統的に路面進化が非常に大きいため、予選では予測を上回るラップタイムが記録される可能性がある」さらに予選に向けては、ソフトタイヤの扱いが重要になると強調した。「強力な予選パフォーマンスを発揮するためには、ソフトコンパウンドを正しい作動領域に入れることが極めて重要になる。チームごとに異なるアプローチを取ることになるだろう」「また、今年は22台がコースを走るため、戦略面ではトラフィック管理も重要な要素になる」