F1は、モナコ自動車クラブとF1モナコGPの開催について2025年まで新たに3年契約を結んだことを発表した。モータースポーツのトリプルクラウンの1つに数えられるモナコグランプリだが、以前の契約が期限切れとなる2022年のレースが行われたときに新しい契約が合意されなかったため、その将来に疑問が持たれていた。
しかし、F1は9月20日(火)にF1モナコGPを含めた記録的な24レースのカレンダーを発表。加えてF1モナコGPが少なくとも今後3年間継続される新しい契約を確認した。F1の歴史の中でも特別な位置を占め、“王冠の宝石”と称されてきたモナコグランプリだが、オーバーテイクがカレンダーで最も難しいことで悪名高いサーキットは、ドライバーのスキルのバランスが限界までテストされるという見どころはあるものの、レースアクションが不足することがよくあった。新しい契約の締結にかなりの時間が費やされた後、F1のCEO兼プレジデントであるステファノ・ドメニカリは、モナコグランプリ存続のニュースを確認した。「2025年までモナコでレースをすることを発表できて嬉しく思う。また、5月28日に来年のチャンピオンシップのためにこの有名な公国の路上に戻ることに興奮している」とステファノ・ドメニカリはコメント。「今回の更新に関わったすべての人、特にモナコ大公アルベール2世、モナコ自動車クラブ会長のミシェル・ボエリ、そして、彼のチーム全員に感謝したい」「我々は、パートナーシップを継続するために来シーズンに戻ってくることを楽しみにしている」モナコ自動車クラブの会長であるミシェル・ボエリは、F1におけるモナコグランプリの未来は、その過程での新しい契約を超えて広がると信じているとこの動きに対する彼の熱意を付け加えた。「F1世界選手権の利益のために、そして、数ヶ月の交渉の後、我々はF1との3年間の契約にサインし、更新される可能性が高いことを発表できることを誇りに思っている」2023年のF1カレンダーは、史上最多の24レースで組まれた。F1ラスベガスGPが初開催され、中国とカタールがスケジュールに戻った一方で、F1フランスGPは脱落した。2022年のF1モナコGPでは、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がウェットコンディションでの劇的なレースで勝利を収めた。関連:2023年 F1カレンダーが正式発表 史上最多の24戦 F1日本GPは9月24日
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