F1モナコGPのウィナーであるセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソは、2022年からF1モナコGPを標準的な3日間のレースウィークエンドに変更するというF1の決定に失望を表明した。伝統的に、モナコでのトラックアクションは木曜日に2つの練習セッションで始まり、金曜日の休息日を挟んで、土曜日に戻るという独特なフォーマットを採用してきた。
F1モナコGPは、多くの観客に来場してもらうためにキリスト昇天祭の祝日となる5月の2週目か3週目の木曜日に日程を合わせるいう伝統が継続。休息日となる金曜日は、近年ではマーケティングや商業目的で使用されてきた。しかし、2022年からは、金曜日に2回のプラクティス、土曜日にサイシュウプラクティスと予選、日曜日にレースという標準的なフォーマットが採用される。2006年と2007年にF1モナコGPで優勝したフェルナンド・アロンソは「僕たち全員がモナコを愛していると思うし、1日少なくのは良いことだとは思わない」と語る。「すべてのチームが様々なプログラムやマーケティングスケジュールを立てるし、スポンサーなどのためにも使用される週末だ」「もちろん、新型コロナウイリスによって今年はそれほど多くのマーケティング活動はなかったけど、来年はもう少し普通になることを願っている」「スポンサーのための日でもあったし、木曜日にはもっと多くのアクティビティがあり、金曜日からはトラックに完全に集中するようになると思う」セバスチャン・ベッテルもフェルナンド・アロンソの見解を共有し、スポーツが体系的に“楽しい”ものをすべて取り除いていると冗談交じりに語った。「結局、大きな違いはないだろうけど、休日を過ごすのは楽しいことだった。パーティーに行くというわけではなく、準備する時間がもう少しあることを分かっているからね」「ある意味でそれがモナコだった。とにかく、楽しいことは死にかけている」「おそらくそれが3日に短縮する理由だよね。以前は楽しかったし、もうやめようということだね」「冗談だけどね。でも、なぜそれを変えるのか僕には分からない。モナコではうまくいっていたたと思う」「つまり、それはモナコの1回限りだった。どこでもそれを望んでいるわけではない」「いずれにしろ、僕たちは適応するつもりだし、違いに気付かないと思う」モナコは、1929年に今日のレースとほぼ同じサーキットでグランプリを開催。1950年の最初のF1世界選手権の一部であり、1952年に再び登場し、1955年以来スケジュールの中心となっている。
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