ハースF1チームのミック・シューマッハは、大きな損害となったF1日本GPのフリー走行1回目でのクラッシュの原因として、先行車が吐き出していた水しぶきを非難した。他のドライバーと同様に、ミック・シューマッハはフリー走行1回目のチェッカーフラッグを受けた後、グリッドからスタート練習を行ったが、ピットに戻る途中でターン7でコントロールを失ってウォールにクラッシュした。
ミック・シューマッハのマシンはフロントが大きく破損。チームは残りの週末にむけて損害を適切に調査できるように予防的にシャシーを交換することを決定し、シューマッハはFP2を欠場することになった。これまで鈴鹿でレースをしたことのないミック・シューマッハは、クラッシュ後にラジオで『巨大なアクアプレーニング現象』に見舞われたと不満を漏らしており、後に前のマシンからの水しぶきに巻き込まれたと説明した。タイヤが冷えていたことが原因だったのではないかと質問されたミック・シューマッハは「プラクティススタートで多くの温度を失っていたのが良くなかったのは確かだ」と答えた。「でも、前にたくさんの水しぶきを吐き出しているマシンがいたことの方をもっと考えている。マシンをどこに置くべきかがあまり見えなかった」「それに加えて、レースに向けてすべての適切なセッティングを行えるように、できる限り多くのことを学ぼうとするモードにいた」「トラック自体を理解しようとしている。もちろん、ここに来るのは初めてで、水たまりがどこにあるかを見ようとしていた。それは、行く場所ごとに非常に異なるものだからね」「そして、残念なことに、ここでは水が特定のエリアにかなり蓄積しているようだ。それを理解するが問題だった」「つまり、それが2メートル後に起こっていたら、おそらく360 度スピンしてそのまま走り続けていただろう。でも、物事には理由がある。その背後にある理由が何であるかは分からないけど、おそらく10年後には分かるだろう!」ミック・シューマッハは、FP1を7番手タイムで終えており、最終セクターでのトラフィックがなければ、4番手タイムを記録していただろうと断言。また、2023年のハースF1チームでの自分の位置が不確実なままであるため、FP2を逃すことはプレッシャーがかかるという見方を却下した。「プレッシャーは僕がかなり長い間対処してきたものだ。自分の人生全体でとさえ言えるだろう。だから気にしていない」とミック・シューマッハは語った.「その一方で、僕は常にベストを尽くしたいと思っている。そして、以前に何が起こったかは問題ではない。一度に1つずつ進めていく。それが明日のFP3であり、予選だ」「最後のセクターでのトラフィックがなければ、4番手だっただろう。非常に有望に見えた。そして、現時点では雨が本当に僕たちの車に合っていると思う。とても楽しみにしている」土曜日のF1日本GPでの走行はドライコンディションになる予定であり、ミック・シューマッハは、水が引いたときにハースF1チームのウェットペースが変わるかどうかわからないことを認める。「もう少し難しくなる可能性がある」とミック・シューマッハはハースF1チームのマシンのドライでのフォームについて語った。「現時点では、ドライでは他のチームが少しアドバンテージがあると思う」「とはいえ、セットアップがどのようなものか、良い予選を行うために何をする必要があるかを確認するおとにベストを尽くしていく」「明日のトラックを楽しみにしている。素晴らしい場所だ。そして、我々が持っている車でQ3に入ることができることを期待している。それが目標になると思う。レース自体に関してはポイントを獲得できることを期待している」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿