ミック・シューマッハは、今年ハースF1でキャリアをスタートすることを嬉しく思っているが、夢は“父のように”いくつかフェラーリでレースをすることだと語る。ミハエル・シューマッハがジョーダンでF1デビューしてから30年後、21歳のミック・シューマッハは今シーズン、ハースF1とともにF1グリッドに登場する。
フェラーリF1の若手ドライバーアカデミーのメンバーであるミック・シューマッハは、フェラーリのカスタマーチームであるハースF1に配置され、キャリアの次のステップを考える前に1~2シーズン過ごすことになる。そのステップはフェラーリだろうか? ミック・シューマッハは、それが夢だと語る。「ハースにいることができてとてもうれしい」とミック・シューマッハは La Stampa に語った。「F1デビューだし、可能な限りベストな方法でやりたいと思っている。そうすれば、将来がどうなるかがわかるだろう」「過去に父がしていたようにフェラーリで走ることが夢であることは否定しない」ミック・シューマッハの父親であるミハエル・シューマッハは、フェラーリの伝説であり、7回のF1ワールドチャンピオンのうち、2000年から2004年にフェラーリで5回のタイトルを獲得している。トラックで父親を見て育ったミック・シューマッハは、2018年のF3ヨーロッパ選手権と2020年のFIA-F2タイトルを含むF1への独自の道を歩み始めた。「いつもF1について考えてきました。F3で成功した後、それを信じ始めた」「F2では、最初は問題があったけど、昨年は勝った。そして、僕はここにいる」ミック・シューマッハは今シーズンはハースF1に所属するが、フェラーリF1とチーム代表であるマッティア・ビノットに管理されている。F1デビューに先立ってマッティア・ビノットはどのようなアドバイスをしたかと質問されたミック・シューマッハは「考えてみると、最初に頭に浮かぶのは強くなれということだ」と語った。しかし、ミック・シューマッハをサポートするのはマッティア・ビノットだけではない。ミハエル・シューマッハをヒーロ0,そして、師と崇めるセバスチャン・ベッテルもその一人だ。「セブと私は定期的に話し合っている」とミック・シューマッハは語る。「彼は素晴らしい経験を持っているし、アドバイスをくれる。彼は僕を見守ってくれている」