ミック・シューマッハは2021年にF1デビューを果たすことになるとの期待が高まっているが、それはF1運営側としても望んでいることかもしれない。ミック・シューマッハは、ニュルブルクリンクで開催されるF1アイフェルGPのフリー走行1回目にアルファロメオから出走してグランプリ週末デビューを果たすことが決定。
同セッションでは同じフェラーリ・ジュニアのカラム・ハイロットもハースから出走するが、2021年に最もF1デビューを果たす可能性が高いのはミック・シューマッハだと考えられている。ミック・シューマッハは今年のF2選手権でランキングトップに立っているだけでなく、父親がF1のレジェンドであるミハエル・シューマッハだという点も考慮せずにはいられない。アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、F2の有望株たちにはF1で輝くための時間を与える必要があると語る。「10年前、ドライバーは19日間のプレシーズンテストを行っていたが、2021年には1日半になるだろう」とフレデリック・バスールは Championat に語った。「それに若手ドライバーたちが戦ったことのないトラックでシーズンはスタートする。タイヤなど、ルーキーがF1を理解するには時間がかかる。私なら5~6戦は与えたい」ミック・シューマッハとカラム・イロットは水曜日にフィオラノでフェラーリの2018年F1マシンでテストを実施し、ニュルブルクリングに備えた。F1アブダビGPでフリー走行デビューを果たすロバート・シュワルツマンもテストを実施した。「カルム、ミック、ロバートはF2で何ができるかを示した。これは彼らのトレーニングのさらなるステップだ」とフェラーリのローラン・メキーズは語った。だが、最も大きな話題はやはりミハエル・シューマッハの息子のものだ。RTL のレポーターを務めるフェリックス・ゴーナーは、ミック・シューマッハは「間違いなくF1の準備ができている」と語る。「シーズンの初めには確信が持てなかったが、今では誰もそれを疑うことはない」そして、元メルセデスのF1責任者であるノルベルト・ハウグは、F1の次期CEOであるステファノ・ドメニカリもそれを疑ってはいないと語る。「ステファノは、F1が恩恵を受けるのと同じくらい、ミックがこのプロモーションに値することをよく知っているだろう」とノルベルト・ハウグは語った。