ミック・シューマッハが、父であるミハエル・シューマッハが1994年に初のF1ワールドチャンピオンを獲得したマシン『ベネトン B194』で極秘に走行を行った。現在、プレマからヨーロッパF3選手権に参戦するミック・シューマッハ(18歳)は、9日(水)にスパ・フランコルシャンでベネトン B194を走らせた。ミック・シューマッハは、身分を隠すためにシンプルなブラックのヘルメットを装着して走行に挑んでいたことが DHnet.be によって報じられた。
今年のF1ベルギーGPでは、ミハエル・シューマッハが1992年のスパ・フランコルシャンでのF1初勝利から25周年を祝う特別なエキシビジョン走行が行われる。そこでミック・シューマッハがベネトン B194のステアリングを握ることになるという。ミハエル・シューマッハは、F1で306戦に出場。2012年末に引退するまでに68回のポールポジション、91勝、7度のF1ワールドチャンピオンに輝いている。通常、ベネトン B194はミハエル・シューマッハ・ミュージアムに保管されているが、息子のプライベートテストのために預けられた。ミハエル・シューマッハが初めてトラック上でベネトンを走らせたとき、ミック・シューマッハはまだ生まれてない。ミック・シューマッハは、今後数年で父親と同じようにF1を戦うことを究極の目標に掲げている。「ドライブするのが大好きだし、僕が走っているのはそれが理由だ。僕の名前のせいではない」とミック・シューマッハは Canal Sport にコメント。「プレッシャーは感じていない。どれを望んでいる人もいるかもしれないけど、僕は自分がやらなければならないことをやっている。ドライブする。そういうことだ」ミハエル・シューマッハは2013年12月にスキー事故で頭部に重傷を負った。2014年に退院して以降、スイスの自宅でリハビリを続けているが、容体についてはベールに包まれている。ミハエル・シューマッハの個人マネージャーを務めるザビーネ・ケームは「ミハエルは常にパブリックとプライベートとの間に明確に線引きをしてきましたし、それは常にファンとミディアに受け入れられてきました」とコメント。「彼のプライバシーをパブリックから守るという決定は、ミハエルの権利として下されました」事故当時、14歳だったミック・シューマッハは、父と一緒にその場にいた。それ以降、ミック・シューマッハは、モータースポーツでのキャリアを本格的にスタートしている。
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