ミシュランは、2020年以降もF1に復帰することには関心を持っていないようだ。ミシュランは、FIA 世界耐久選手権（WEC）、フォーミュラE、MotoGPにタイヤを供給しているが、ミシュランのモータースポーツ責任者を務めるパスカル・カラスノンは、F1のレギュレーションは復帰を検討するようなものではないと AS に語った。
「レギュレーションが変更されない限り、F1は選択肢ではな」とパスカル・カラスノンはコメント。「我々にとって、公道で目にすることのない13インチのタイヤを製造することは意味のないことだ。18インチのホイールであれば話は違ってくるが、2021年の変更はエンジンと予算に集中しているようだ」「我々にとって最も重要なことは、技術的な挑戦だ。つまり、何かを学ぶということだ。そうでなければ、我々が投資することはない」ミシュランは、F1が単独サプライヤーを指定する前の2001年から2006年までF1にタイヤを供給。2017年には復帰のために入札したが、現在のタイヤ供給元であるピレリに敗れている。ミシュランは、モータースポーツでのタイヤ開発と市販車との関連に重きを置いており、高性能で長持ちするタイヤを生産するための手段として耐久レースを選んでいる。一方、昨今のF1は複数のピットストップとコース上でのスペクタクルを演出するためにますまず寿命の短いタイヤを導入している。