2025年F1 マイアミGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月4日(日)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで2025年のF1世界選手権 第6戦 マイアミグランプリの決勝レースが行われた。オスカー・ピアストリが優勝、ランド・ノリスが2位とマクラーレンが3位以下いに30以上の差をつける圧勝で幕を閉じたマイアミGP。角田裕毅(レッドブル)は10位でフィニッシュして貴重なポイントを加算した。
1位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「今日は勝てて最高の気分だよ。本当に勝ちたかったレースだったからね。クルマは今日は信じられないくらい良かったし、そのペースの優位性をしっかり活かすことができた。それは、ここサーキットで働いてるみんなと、ファクトリーの全員が信じられないくらいの努力を重ねてくれたおかげだ。もちろん、今週末から学ぶべきことはまだあるけど、とにかくマイアミをトップで終えられてすごくうれしい」2位:ランド・ノリス(マクラーレン)「チームにとって素晴らしい結果だったし、オスカーの勝利を祝福したい。今日の彼は本当に素晴らしい走りをしていた。スタートではマックス(フェルスタッペン)と激しい争いになって、それで僕は代償を払う形になったけど、それもレースではよくあること。チームは今週末ずっと素晴らしい仕事をしてくれて、クルマのペースも申し分なかった。ダブルシャッフルのピットストップも完璧だった。今はポジティブな点をすべて受け止めて、2週間後のイモラに向けてファクトリーで集中して準備したい。」3位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日はマイアミで3位を獲得できて本当にうれしい。今週末はいつもより少し苦戦していて、これまでのレースほどクルマに自信を持てていなかった。少し後手に回っていたけど、大事なところでは良いパフォーマンスを発揮できたし、力強い結果を残せたと思う。ピット後にフェルスタッペンがすぐ後ろにいたけど、ミディアムタイヤでのフィーリングは良く、ペースをコントロールして彼を抑えられる自信はあった。マクラーレンは他のチームよりも明らかにアドバンテージがあったので、彼らに祝福を送りたい。追いつくのは簡単じゃないけど、僕たちは改善に向けて努力を続けるし、イモラから始まるヨーロッパでの3連戦を楽しみにしている。」4位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「昨日も言った通り、できる限りのことはやったけど、結果的には厳しいレースになった。最初は何とか抵抗してみたけど、結局抑えきるのは無理だった。VSCで少し運もなかったけど、それもレースの一部。全体として、ペースが本当に足りなかった。失うものはなかったから、少しでも楽しんで走ろうとしたけど、実際にはかなり大変だった。ブレーキにも苦しんだし、タイヤの管理もかなり難しかった。ちょっとプッシュするだけでタイヤがすぐにオーバーヒートした。今日のレースは完全にタイヤマネジメントにかかっていたけど、今の僕たちにはまだそれが得意じゃない。もっとパフォーマンスが必要だし、今日は差が大きすぎた」5位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「昨日は気持ちを切り替えるのが大事だったけど、今日はしっかりやり直せた。クルマの速さは本物で、今日は完全にペース勝負だった。ずっといいリズムで走れてたし、この結果にはすごく満足してる。トップチームとバトルしてるなんて、正直信じられないよ。1年前の自分たちから考えると、グローブでやってきた進歩の証だと思う。もちろん、毎回こうはいかないけど、今はこの結果を楽しみたい。」6位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「今日は、これ以上のポジションを争えるほどのペースは正直なかった。スタートは良くて2番手を走っていたけど、マクラーレン勢のペースがかなり速くて、彼らに追い抜かれた。前半のミディアムタイヤでは感触も良かったけど、後半のハードでは少し苦しんだ。ペースが伸びなかったのが6位という結果に繋がった。なぜそうなったのか、チームと一緒にしっかり分析したい。とはいえ、週末全体としては満足している。予選では良い走りができたし、スプリントで初のポールポジションを獲れたのもよかった。レースマネジメントに関してはまだ経験を積んでいる最中で、今後も良くなっていくはず。次戦イモラは僕にとって初めての母国GPになるし、会場の雰囲気やファンの応援を考えるとすごく楽しみだ。」7位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今週末はずっと苦しかった。直近3戦では良い進歩があったのに、今回はクルマの感触がまったく違った。なぜそうだったのかを理解する必要がある。今日は1スティント目のペースがなかったし、2スティント目の序盤はマネジメント、その後はずっと汚れた空気の中。最後にもう一度プッシュしたけど、全然足りなかった。自分はこれからも全力を出し続けるし、チームとしてもっと進歩できるように頑張らなければならない」8位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「全体的には、今週末でいい前進ができたと思う。もちろんP8は満足できる位置じゃないし、改善点はたくさんあるけど、スタート位置から考えると悪くないリカバリーだった。クルマとの一体感も少しずつ出てきてるし、これはポジティブな要素だね。ペースがもうちょっと必要なのは確かだけど、チームは本当に懸命に取り組んでくれてるし、これからもっと前に出ていけると信じてる。今はとにかく集中して努力を続けていくだけだ」9位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「フラストレーションの溜まるレースだった。昨日のオペレーションのミスで中古タイヤスタートになって、最初から不利だったし、1周目にランディを避けたときにアレックスと接触してフロアがダメになった。自分たちのガレージ内でも意思疎通に問題があったけど、正直、ダメージがあったからどのみちポジションは落としてたと思う。それでもなんとか持ちこたえようとしたけど、最終的に9位。とはいえ、今日のクルマのバランスはシーズンで一番良かったし、ポジティブな部分はちゃんと持ち帰って、チーム全体で振り返りたい。」10位:角田裕毅(レッドブル)「タイムペナルティを受けたことで、あの位置にいる必要がなかったのに、レースがずっと厳しい展開になってしまいました。元チームメイトとの最後の数周は、正直簡単ではありませんでした。アイザック(ハジャー)のペースがかなり上がってきて、私も全力で走っていましたが、彼が何度も迫ってきました。5秒差を保つのは本当に大変でしたが、...