ルイス・ハミルトンが2026年F1タイトル争いに本格参戦する可能性が高まっている。メルセデス代表のトト・ヴォルフは、かつて共に6度のワールドチャンピオンを獲得した元エースについて、「間違いなくタイトル候補だ」と断言した。ハミルトンは前戦バルセロナ・カタルーニャGPでフェラーリ移籍後初優勝を達成。今季ここまで日曜日の決勝で無敗だったメルセデス勢を初めて打ち破り、ランキング2位へ浮上した。
ヴォルフ「血の匂いを嗅げば襲いかかる」ハミルトンはバルセロナで3ストップ戦略を選択し、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリのメルセデス勢を逆転。終盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)も味方につけて今季初勝利を手にした。一方、ランキング首位のアントネッリは終盤にパワーユニットトラブルでリタイア。これによりハミルトンとの差は41ポイントまで縮まった。レース後、ヴォルフはハミルトンとのタイトル争いについて次のように語った。「正直なところ、彼とはタイトル争いをしたくない。なぜなら彼が何をできるか知っているからだ」「彼は血の匂いを嗅げば襲いかかる。長年それを見てきた。ルイス・ハミルトンという列車が走り出したら、それを止めるのは非常に難しい」さらにハミルトンを本物のタイトル候補と見ているか問われると、ヴォルフは即座に肯定した。「もちろんだ。まだシーズン序盤だし、差は41ポイントしかない。1回のリタイアで25ポイントを失う。十分に逆転可能な差だ」「だからこそ、僕たちは完走を逃すことができない。マシンとパワーユニットの性能向上を続け、ミスを避け、戦略面でも賢く戦わなければならない」フェラーリ移籍2年目で復活ハミルトンは直近3戦連続で表彰台を獲得している。これはフェラーリ加入初年度だった2025年に24戦を戦いながら一度も表彰台に上がれなかった状況とは対照的だ。オフシーズンにはSF-26の開発に深く関与し、新たなレースエンジニアであるカルロ・サンティとの関係も軌道に乗ったことで、ハミルトンは本来の速さを取り戻しつつある。2026年規則がハミルトン向きヴォルフは、2026年から導入された新世代マシンがハミルトンのドライビングスタイルに合っている可能性も指摘した。「努力の成果だと思う」「そして、このクルマは前世代のグラウンドエフェクトカーとは違う。あの頃はポーパシングや非常に硬いセットアップがあり、ドライバーが感覚を掴むのが難しかった」「今は空力や車両ダイナミクスの面で、より従来型のマシンに戻っている。もちろんパワーユニットの管理は大きく異なるが、彼が力強く走っているのは明らかだ」さらにヴォルフは、フェラーリ内部の環境もハミルトンの好調を支えていると分析した。「彼とレースエンジニアの関係も非常に良さそうだ」「表彰台に立つ彼の表情をテレビで見たが、本当に幸せそうだった」私生活の充実も後押しか最近のハミルトンは米国の著名人であるキム・カーダシアンとの交際が報じられている。ヴォルフは冗談交じりに、その存在も好調の一因かもしれないと語った。「ガールフレンドの存在も助けになっているのかもしれないね」「私自身もパートナーを持つことで安定した家庭生活を得られた。彼らもうまくいっているように見える」「感情面、私生活、そして仕事面。そのすべてが良い状態にある時、人は勝てるものなんだ」バルセロナで待望のフェラーリ初勝利を挙げたハミルトン。ヴォルフが警戒するように、“ハミルトン特急”が再び走り始めたとすれば、アントネッリとメルセデスにとって最大の脅威となるかもしれない。
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