メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、2026年のドライバーラインアップについて、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリの現行体制を維持したい意向を明確に示した。これは、マックス・フェルスタッペンの移籍の可能性が取り沙汰される中での発言だ。フェルスタッペンがレッドブルを離れ、メルセデスに加入するとの噂は数カ月にわたり報道されてきた。ヴォルフも交渉の事実を認めているが、現時点では非現実的だと述べている。
スパでのスプリント予選を前に、Sky Sports F1のマーティン・ブランドルから2026年のラインアップについて質問されたヴォルフは、次のように答えた。「これは……まあ言ってみれば、長距離砲、現実味のない話だよ。僕は“現状のままキミとジョージで行きたい”と思っている」「ほかの案は現実的じゃない。ただ、ラッセルとフェルスタッペンのラインアップとなれば……それはまるでプロストとセナのコンビのようなものだろうね」ラッセルは来季もメルセデスで走ると主張しているラッセルへの信頼とアカデミー制度への言及ブランドルはさらに、ラッセルがメルセデスに所属しているにもかかわらず、マネジメント契約についてどうなっているのかを尋ねた。ヴォルフはこう説明した。「僕らは若い段階でドライバーを見極めて、早いうちから支援している。親やスポンサーから金銭的な支援を求めることは一切ない。だからこそ、ある段階でマネジメントの権利を持つことになる。これはレッドブルがやっていることと非常によく似ている」そして、ラッセルとの契約延長の交渉については「金銭面が障害になっているわけではない」とも語った。「こうした交渉は完全に普通のことだよ。みんな“いいクルマが欲しい、もっとお金が欲しい”って思うものだからね。だから交渉の段階に時間がかかるのも当然だし、それが決定の障害にはならないんだ」
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