メルセデスF1チームは、F1アカデミーを代表するドリアーヌ・ピンが女性ドライバーのみのシングルシーター・シリーズで使用するカラーリングを発表した。カラーリングはメルセデスの2024年F1マシン『W15』に見られるものを反映したもので、ブラックを基調にグリーンのストライプとシルバーのノーズがあしらわれている。
ピンのF1アカデミーのカラーリングには、28号車のエンジンカバーにシルバーの矢印のパターンが描かれている。「私のF1アカデミーのマシンは本当に素晴らしいです。このマシンでレースに参戦し、メルセデスを代表することにとても興奮しています。ジェッダでの最初のレースでマシンに飛び乗るのは、信じられないような感覚になると思います」とピンは語った。「これからのシーズンは、シングルシーターでのキャリアとスキルを伸ばす絶好の機会。レースに出て、新しいトラックを発見し、チームとともに目標を達成するためにハードワークするのが待ちきれません」ピンは『Iron Dames(鉄の女たち)』イニシアティブの一員としてスポーツカーシーンでの活躍で広く知られており、2023年にはFIA世界耐久選手権のLMP2カテゴリーでPREMAと活動し、クラス2位という最高の成績を収め、WECのレベレーション・オブ・ザ・イヤーを受賞している。先月、ピンのF1アカデミーのプランが決まり、シングルシーターでの活躍が期待されている。20歳のフランス人レーサーはメルセデスのジュニアプログラムにも参加した。ピンはF1アカデミーの準備のためにF4 UAEシリーズに参戦しており、先週末のレースでは初のポールポジションと優勝を飾った。ピンは今年、シングルシーターに参戦する傍ら、鉄の女神たちとともにFIA WECにも参戦し、チームメイトのサラ・ボヴィ、ミシェル・ガッティングとともにLMGT3クラスでランボルギーニ・フラカンGT3 EVO2をドライブする。今年のシングルシーター競技に加えて、ピンはIron DamesとともにFIA WECにも出場し、チームメイトのサラ・ボビーとミシェル・ガッティングとともにLMGT3クラスでランボルギーニ・ウラカン GT3 EVO2をドライブする。F1アカデミーシリーズは3月7日から9日までサウジアラビアのジェッダで始まる。