メルセデスF1のチーム代表兼共同オーナーのトト・ヴォルフの“政治的なパフォーマンス”を匿名のF1首脳陣が非難した。BusinessF1誌が報じたところによると、最近のF1委員会の会議でヴォルフが“妨害的”な態度をとっており、その中には、ミーティング前にある立場をとり、ミーティング中に別の立場をとることも含まれるという。
ヴォルフの最近の一進一退の立場は、チームの資本支出制限と2026年エンジン規則をめぐる議論に関するものだとと伝えられている。レポートによると、他のチーム代表もヴォルフの悪ふざけに気づいているというが、記録に残そうとする者はいないという。ある匿名のチーム代表は、ヴォルフが「笑顔で我々に同意し、ミーティングではそれを覆す」と語ったという。「トトは我々の多くから高く評価されており、彼の意見には重みがあるが、我々は皆、彼の行動が非常に奇妙であると感じている」と匿名のチーム代表は付け加えた。「これはトトによる政治的なスタンドプレーだと確信している。愚かに聞こえるかもしれないが、彼自身の見解に戻ることが彼の利益になるからだ」