メルセデスF1の育成ドライバーであるフレデリック・ベスティは、今年後半のメキシコGPでルーキーFP1を担当して、メルセデスでグランプリ週末デビューを果たす。F1のルールでは、どのチームもルーキードライバーを年間2回のプラクティスセッションに参加させることが義務づけられている。
メルセデスのF1プログラムの一員であるベスティは、昨年アブダビで行われたポストシーズンのテストで2022年型マシンW12のステアリングを握った。そして今、このデンマーク人ドライバーは、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで再び出走することになった。「チームとメキシコシティでFP1セッションに参加できることをとても誇りに思う。夢が叶う」とベスティは語った。「コンストラクターズ選手権を8連覇しているメルセデスと、2カ月も経たないうちに初めてF1の公式セッションに参加できるなんて驚くべきことだ」「幼い頃からの夢だし、ジュニアのキャリアを通じてずっと闘い続けてきたことだ」「多くのハードワークが必要だったし、これは僕にとって旅の中でとても重要なステップだ。世界最高のドライバーたちとともにF1マシンで自分を成長させることができることを楽しみにしている」「このような素晴らしい機会を与えてくれたメルセデス、そして、ずっと僕を信じてくれたスポンサーとマネージャーに感謝したい。初めてW14をドライブするのが待ちきれない」ベスティは昨年、ポストシーズンのアブダビテストでメルセデスのドライバーを務めた。現在、ベスティはFIA F2選手権に参戦しており、直近のスパ・フランコルシャンでのラウンドまでドライバーズランキングをリードしていた。シーズンも残り3戦となり、タイトル争いが激化する中、ベステョはテオ・プルシェール(ザウバーF1育成)に12ポイント差をつけられている。メルセデスF1のチーム代表兼CEOのトト・ヴォルフは「フレッドは今シーズンここまで印象的なF2キャンペーンを展開してきた」とコメント。「FP1セッションでのドライブは彼の成長における次のステップであり、その機会を与えられることを楽しみにしている」「彼は才能豊かな若手ドライバーで、速いだけでなく思慮深く、マシンの中でチームが彼に求めているものを正確に理解している。彼はきっと良いパフォーマンスを見せてくれるだろうし、週末の我々の仕事に確かな出発点を与えてくれるはずだ」
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