アメリカの権威ある金融・ビジネス誌『Forbes』によると、F1に新たなビリオネア(保有資産10億ドル/約1300億円以上)が誕生したという。特派員のマット・クレイグは、トト・ヴォルフ(51歳)が新たな億万長者の地位を獲得したのは、F1のNetflixをきっかけとした人気急上昇と、メルセデスF1チームの3分の1の株式を保有していることによるものだと説明した。
オーストリア人のヴォルフは、アストンマーティンの株式も持っており、自身の会社MarchfifteenとMarchsixteenを通じて戦略的な投資を行ってきた長い歴史がある。「元レーシングカードライバーである彼は、チーム価値が高騰するずっと前の2013年にメルセデスのF1チームを買収し、メルセデスを8年連続でコンストラクターズチャンピオンに導いた」とクレイグは説明した。ヴォルフは今年初め、ロンドンのTimes紙に、2013年に3分の1ずつメルセデス・チームを購入したことについて「ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティでの私の人生と少し似ている。購入、投資、開発、売却、しかし常に出口がある」と語った。「そして2020年、私はこれこそが自分の好きなことだという結論に至った。スポーツの側面も好きだし、ビジネスの側面も好きだ。そして、covidの時に学んだことは、コンテンツ企業は危機に強いということだ」「ショーを開催し、それを放送することができれば、それは人々を楽しませることができる」
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