メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、チームが優勝したジョージ・ラッセルの車に水漏れが発生しており、リタイアを懸念していたことを明かした。インテルラゴスで、ジョージ・ラッセルは、スプリントでの勝利をF1勝利に変えた。セーティカー後にはチームメイトのルイス・ハミルトンからの脅威をかわし1.529秒差でトップでチェッカーを受け、メルセデスF1チームに2022年シーズン初勝利をもたした。
しかし、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ボルフは、ジョージ・ラッセルのマシンの信頼性にレース中盤から懸念を抱いていたことを打ち明けた。F1ブラジルGP後、トト・ヴォルフは、ジョージ・ラッセルのブラジルでの勝利は、ルイス・ハミルトンの代役として出場して2022年のF1サキールGPでのピットミスとパンクによって失った勝利へに失望を補ったかと質問された。「彼はバーレーンで勝利に値したと思うが、我々はマシンで彼を失望させた」とトト・ヴォルフはメディアに語った。「だからこそ、今日のこの勝利は我々を幸せにする。なぜなら、彼は2年前それを掴むことができたはずだったが、それらできなかったからだ。彼はやっとその初勝利を手にした」その後、トト・ヴォルフは、ジョージ・ラッセルにはあえて伝えないことを選択したが、メルセデスW13に水漏れの問題が発生しており、ラッセルがさらなる心痛に近づいていたことを認めた。「レース中ずっとクルマに水漏れがあり、本当に最後までやり遂げられるかどうかははっきりしなかった」とトト・ヴォルフは認めた。「我々はインターホンでそれについて話した。我々全員が、水がなくても彼を最後まで運転させ、とにかくレースを完走させようとすることで同意した」トト・ヴォルフは、残り4周~5周でチーム内にその懸念が高まったことを認めたが、幸いにも水漏れによる最悪の事態は起こらなかった。