メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、フェラーリがタイトル争いで「ヘマをしている」ことでF1ファンを失望させていると語った。フェラーリは、2022年F1シーズンで飛躍的なスタートを切り、シャルル・ルクレールは最初の3つのグランプリで2勝を挙げたが、チームはオーストラリア以来にレースに勝っていない。
代わりに、レッドブル・レーシングは大暴れし、チームとして6連勝をあげ、そのうち5勝はマックス・フェルスタッペンが勝っている。その結果、ドライバーズ選手権はレッドブル・レーシングが1-2でフェルスタッペンがセルジオ・ペレスに46ポイント差をつけており、シャルル・ルクレールはさらに3ポイント遅れている。トト・ヴォルフは、フェラーリがF1ファンを失望させていると語る。「ルクレールが前線でプレーしたら良かっただろうけどね」とメルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツの代表であるトト・ヴォルフはMotorsport-Total.comに語った。「そうなっていれば、F1にとって本当に良かっただろうが、彼ら(フェラーリ)は現在ヘマをしている」「9月にワールドチャンピオンがまだ決まっておらず、終わっていないことがいいに越したことはない」昨シーズン、メルセデスF1はレッドブル・レーシングとのタイトル争いを最終戦のファイナルラップまで繰り広げ、マックス・フェルスタッペンはアブダビでルイス・ハミルトンを抜いて初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。元レッドブルのF1ドライバーであるマーク・ウェバーは、今年、マックス・フェルスタッペンが数レースの余裕をもってタイトルを獲得する可能性が高いと語っている。だが、シャルル・ルクレールは、マーク・ウェバーが間違っていることを証明することを決意している。「心配していません」とシャルル・ルクレールは語った。「ギャップは大きいけど、僕はとにかく仕事に集中しているし、僕たちはそれを取り戻すことができると確信している」「もちろん、車にペースがあることは知っているし、それは僕をもっと動機づけている」「心配していない。なんとかクリーンな週末を過ごし、僕たちが強いことを示すことに非常に意欲的だ」シャルル・ルクレールは、信頼性の問題により、フェラーリがF1-75に新しいパワーユニットを装着したカナダでの最後列グリッドからスタートしたこともあり、過去4レースで2回のリタイアで表彰台を獲得できていない。「信頼性は間違いなく大きな問題になるだろう」とシャルル・ルクレールは認めた。「レッドブルにもいくつかの問題があった。一貫して良いポイントを獲得する必要がある」「今シーズンは誰にとっても問題あがるように思うし、それを把握すれば、反撃できるパフォーマンスはある」「フィニッシュに到達できれば、勝利のために戦える。シルバーストンではいくつかのポイントを補おうことを目指す」