メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2022年F1第6戦スペイングランプリでこれまでの課題だったバウンシングを解消することに成功したことで、ライバルとのギャップを縮めていけると自信をみえる。過去5戦でメルセデスF1は過度のバウンシングに悩まされ、それを解消するために車高を高くせざるを得なかったことからパフォーマンスに妥協を強いられていた。
しかし、今週末のスペイングランプリで大規模なアップデートを投入。予選ではジョージ・ラッセルがレッドブル・レーシングの1台を上回る4番グリッドを獲得。ルイス・ハミルトンも6番グリッドを獲得し、反撃の狼煙をあげた。「P4とP6は、週末の最初の5レースで直面した課題と、現在この車で進歩を遂げていることを考えると、おそらく今日のポジションとしては最高のポジションだと思う」とトト・ヴォルフはコメント。「我々には予選カーよりもレースカーだと思うので、明日はどうなるか見ていくつもりだ」「全般的に、レッドブルはレースで強くなる傾向があるが、フェラーリはそれほど強くない。だが、明日何が起こるかは誰にもわからない。今週末は確実に前進し、さらにパフォーマンスをアンロックする方法も分かっている」「バウンシングを解決するために一時停止している間、ライバルは開発を続けていた。今はそれをピックアップして、バインシングがなくなり、タイヤをより理解し始めている。我々はそのギャップを縮めていけると思う」