メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1メキシコGPでは「勝利は端から無理だった」と述べ、ルイス・ハミルトンの2位獲得は理想的なダメージリミテーションだと称賛した。メルセデスF1は、エルマノス・ロドリゲス・サーキットでレッドブル・ホンダを追う側の立場だと予想されていたが、予選でフロントローをロックアウトして驚かせた。
しかし、決勝で3番グリッドスタートのマックス・フェルスタッペンが1コーナーで首位を奪って独走。ルイス・ハミルトンは、セルジオ・ペレスに対して2位を死守するしかなかった。マックス・フェルスタッペンの勝利により、残り4戦でルイス・ハミルトンに対するリードは19ポイントに拡大した。また、バルテリ・ボッタスがターン1の接触でポイント圏外に脱落したことで、ダブル表彰台を獲得したレッドブル・ホンダがコンストラクターズ選手権でも首位のメルセデスに1ポイント差に迫った。「ここに来たとき、レッドブルに勝てるとは思っていなかったので、予選の結果は驚きだった」とトト・ヴォルフは語った。「おそらく彼らは後退し、我々は前進した。だが、ペースの差は我々がレースで見たものに反映されている。我々にとって勝利は端から無理だった。そのため、2位を獲得できたのは勝利のようなものだ」「ルイスにとってはダメージリミテーションだったと思うし、正直、2位をキープするのは本当にタフだったが、素晴らしいドライブだった」「おそらく今日は3位で十分だったかもしれない。だが、彼はなんとか2位を維持した。そして、バルテリに関しては予選と同じくらい良かったが、ターン1で悪い方向に進み、ピットストップではリムがアクスルに引っかかった。F1メキシコGPの結果にもかかわらず、トト・ヴォルフはメルセデスが今週末のF1サンパウロGPでチャレンジをすることができると楽観的だ。「我々はここを去る。おそらく我々にとって最悪の1つと見なしたサーキットだ」とトト・ヴォルフは語った。「これまではそれほど良くなかったブラジルに行くことにあるが、少なくとも、ここよりもレッドブルに近く、しっかりしたマシンに仕上げることができると信じている」
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