メルセデスF1は、2021年F1マシン『W12』のカラーリングのティザー画像を公開した。毎年、メルセデスF1は、新車の発表日が近づくと、マシンの一部の画像を公開してファンの期待感を煽ってきた。今年もその傾向を続け、コックピット周辺と見られる1枚の画像を公開した。実際の技術的な変更はこのティザー画像では見ることはできないが、メルセデスF1が彼らの言葉を守っていることが明らかになった。
昨年、メルセデスF1は、2021年をブラックのカラーリングでスタートするのか、もしくは伝統のシルバーに戻すのかについて疑問があった。メルセデスF1は、ブラックのカラーリングで人種差別に反対するキャンペーンを続けていくと述べていた。投稿された画像で目立っているのは赤のスターだ。メルセデスF1は、ニキ・ラウダに敬意を表して赤のスターを恒久的にマシンに掲載していくことを明言している。これまではシルバーのスリーポインテッド・スターのひとつが赤いスターだったが、公開された画像ではドライバーの頭のすぐ後ろに昨年よりも目立つ形で掲載されている。また、メインスポンサーのイネオス(INEOS)の赤もエアボックスに戻ってきている。今年、メルセデスF1は、イネオスが株式保有率を高め、ダイムラー、トト・ヴォルフと対等の立場となっており、赤が目立つことは驚くことではない。メルセデスF1は、2021年F1マシン『W12』を3月2日(火)に発表する。
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