メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ドイツ人ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグのリザーブドライバー起用は“興味深いアイデア”だと語る。新型コロナウイルスの代役としてレーシング・ポイントから急遽F1イギリスGPに出場したニコ・ヒュルケンベルグは、決勝はマシントラブルによって走ることができなかったが、プラクティスと予選でのパフォーマンスは専門家や他の多くのF1ドライバーに感銘を与えた。
ニコ・ヒュルケンベルグは初日のプラクティスを8番手、土曜日の予選を13番手で終えている。トト・ヴォルフは「彼の金曜日のパフォーマンスは本当に堅実だったし、土曜日も期待通りポジティブなパフォーマンスをみせていた」とニコ・ヒュルケンベルグについて Motorsport-Total.com に語った。「彼はとてもうまく売り込んだと思う。9か月間マシンに乗っていないにしては、非常に堅実なパフォーマンスだった。彼がレースを走られなかったことを気の毒に思う」ニコ・ヒュルケンベルグをメルセデスF1のリザーブドライバーとして起用する可能性について質問されたトト・ヴォルフは「いずれにしろ、彼は良い候補者だ。ドイツ人ドライバーは常に興味深いアイデアだ。リザーブドライバーとしてもね」とコメント。「来年どんなドライバーラインナップを達成したいか? 候補者になること可能性はある」メルセデスは、ストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスをリザーブドライバーとして登録しているが、バンドーンはフォーミュラE参戦のため直近のレースでその役割を務めることはできず、エステバン・グティエレスはスーパーライセンスが失効しているため、再発行するためにはF1マシンで300kmの走行が必要となっている。
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