メルセデスF1は、7月に2020年シーズンが再開されたときには、レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが最も近いライバルになると警戒している。F1は、7月5日と12日にレッドブルが所有するオーストリアのレッドブル・リンクで開幕2ラウンドを開催する。同サーキットはマックス・フェルスタッペンが2018年と2019年に勝利を挙げているレッドブル・ホンダF1にとって相性のいいサーキットだ。
メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンはそのことを警戒しており、近年、メルセデスが苦戦を強いられたサーキットで2つのレースが開催されることによってその警戒心をさらに強めている。「今年、我々にとってマックスが手強い対戦相手になることは間違いない」とジェームス・アリソンは F1 Nation に語った。「フェラーリもプレシーズンテストでいくつか形を垣間見せていましたが、レッドブルはオーストラリアに常に並々ならぬ気合をいれているため、マックスはそこで再び強いと思う」レッドブル・リンクがF1カレンダーに戻って以来、メルセデスはF1オーストリアGPで4勝を挙げているが、最近のレースでは苦戦している。2018年にはダブルリタイア、2019年にはエンジンの冷却系の問題によって全開で走行することができなかった。だが、ジェームス・アリソンはそれが例外であったことを証明したいと考えている。「昨年のオーストリアでのキャンペーンは、冷却側での我々自身のミスによって妨げられた。それは、実際のクルマの本来のペースから離れて走っていたことを意味した」とジェームス・アリソンは説明する。「その前年は、セーフティカー周りの不確かさとかなり不器用な動きに妨げられた。なので、我々全員がオーストリアに行き、おそらくこれまでの2シーズンにおけるわずかなパフォーマンス低下よりも我々ができることをもう少し示せることを楽しみにしている」
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