メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンの契約交渉を今月から開始すると語る。6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、今シーズン末でメルセデスとの契約が失効するが、イタリアのメディアは、年俸6600万ドル(約72億円)の4年契約を要求するルイス・ハミルトンと、年俸5000万ドル(54億円)の2年契約を提示するメルセデスとの交渉が難航していると報道。
だが、フェラーリへの移籍も噂されているルイス・ハミルトンは、そのような報道は“事実無根”だと否定している。トト・ヴォルフも、ルイス・ハミルトンとメルセデスとの交渉は実際にはまだ開始されていないと主張する。「最後に会ったのはクリスマスパーティーだった」とトト・ヴォルフは Auto Motor und Sport に語った。「今後について少しはおしゃべりしたが、それ以降はWhatsappで話ているだけだ。10か月間かなり忙しかったので、休憩を取ることが重要だ」「だからこそ、われ笑は12月と1月に一人でいることを決定した。2月にすべてが再開されたら、じっくりとそれについて話し合うことになる」マックス・フェルスタッペンがレッドブル・ホンダと2023年まで、シャルル・ルクレールがフェラーリと2024年まで契約を延長した今、35歳のルイス・ハミルトンの唯一の現実的な選択肢はメルセデスにとどまることであることが示唆されている。「彼のようなレベルのドライバーには常に選択肢がある」とトト・ヴォルフは語る。「我々にも同じことが言える。速い車を作っている限り、常にドライバーを選ぶことができる状況にある」トト・ヴォルフは、自分とルイス・ハミルトンの間で成長してきた個人的な絆が交渉の助けになることはないと否定する。「このような特定のケースでは、例えば金融面に関して言えば、我々は異なる関心を持っている」とトト・ヴォルフは語る。「しかし、過去にそれがどれほど困難であっても、最終的には常に握手が交わされてきた。ルイスは最速のマシンを運転したいと思っており、我々は最高のドライバーを求めている」
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