メルセデスF1チームのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、2020年F1マシン『W11』の開発は2018年からスタートしていたと明かす。2020年のF1世界選手権はレギュレーションが変わらず、ほとんどのチームはマシンが2019年の進化版になることを認めている。そのため、ジェームス・アリソンが、W10がトラックに出る前にすでにメルセデスが『W11』の作業を開発していたことを明かしたことにファンは驚いた。
「メルボルンに行く前に日数はすぐに足りなくなってしまう。スポーツを見ている多くの人にとっては、シーズンを終えてほんの数週間後に魔法のように新しいマシンが現れるように見えるだろうが、実際にそこに到達するプロセスはそれよりもはるかに長く、より複雑だ」とジェームス・アリソンはメルセデスのTwitterアカウントの投稿で述べた。「メルボルンで登場するマシンの最初の考えは2018年の何末に向けられた。我々は2019年のマシンを走らせてさえいなかった。2020年に何をするつもりかを考えていた頃、ファクトリーでほんの一部のテストが開始されていた」2020年F1マシンはこのようなケースで開発されたが、2021年は予算上限が導入されるため、メルセデスはさらにスピードを上げて2021年F1マシンの開発を進めていることが予想される。メルセデスF1チームは1月28日(火)、テストベンチで稼働させてきたエンジンを2020年F1マシン『W11』に搭載して初始動させたことを報告。全チームで初めて2020年F1マシンでのファイヤーアップ時のエンジンサウンドを公開し、開発が順調に進んでいることを示した。W11が予想よりもさらに高いパフォーマンスを示していると報じられている。メルセデスF1チームは、2020年F1マシン『W11』のシェイクダウンを2月14日にシルバーストンで実施する。一般公開イベントではないが、メルセデスは動画、技術情報、マシンの画像などを当日に公開する。