トロロッソのF1チーム代表のフランツ・トストを含めた複数の関係者たちは、メルセデスはおそらく史上最高のF1チームだと口を揃える。2020年はフェラーリ、レッドブル・ホンダを巻き込んだ壮大な3つ巴のバトルが期待されているが、メルセデスは今季、前人未到のドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のダブルタイトル6連覇を達成した。
トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは「メルセデスは史上最も支配的なチームだ」と Auto Bild にコメント。「アイルトン・セナとアラン・プロスト時代のマクラーレン・ホンダよりも優れているし、シューマッハ時代のフェラーリよりも支配的だ」ミハエル・シューマッハがフェラーリでタイトル5連覇を達成したときのF1チーム代表だったジャン・トッドさえ、その意見に反対はしない。2014年以来のメルセデスの“見事”な連勝についてジャン・トッドは「彼らの方がうまくやったと認めざるを得ない」とコメント。「彼らは頭の上に200キロを持ち上げて、そこに留めておかなければならないアスリートのように見える」「素晴らしいドライバー、素晴らしいマシン、素晴らしいチームが必要だ。もしそれら3つの要素が揃わなければ機能しない」セバスチャン・ベッテルは、メルセデスが支配的なチームになった方法は、ブラックリーとブリックスワークに拠点を置くチームの賜物だと語る。「メルセデスは完璧に近い」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「彼らのマシンの方が僕たちよりも優れていたと主張することができる。でも、そこがポイントではない。チームの努力によるものだ」