F1のCEO就任が噂されるトト・ヴォルフだが、2020年以降もメルセデスのモータースポーツ責任者を続投する意思を示した。トト・ヴォルフは、2013年からメルセデスF1チームの指揮を執り、前人未到のドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの6連覇を達成。メルセデスを名実ともにF1史上最も成功したチームに導いた。
F1の最高責任者を務めるチェイス・キャリーが2020年末で退任した場合、トト・ヴォルフが後任を務めるとの噂があり、メルセデス自体も2021年以降のF1継続を完全にはコミットしていない。しかし、トト・ヴォルフは、F1に新たなレギュレーションが導入される2021年以降も現在の立場に留まることを期待していると述べた。「個人的には、私の役割は少し異なる。チーム内の関係とダイムラーの意思決定者との関係を楽しんでいる」とトト・ヴォルフはFIA授賞式で語った。「それは私の幸福の基本的な部分です。彼らは本当に私たちを信頼し、このチームを成功させるために必要なすべての余地をすべて与えてくれた。我々全員にとって正しい決断を下すためにそれを軽視していない。これは少し時間がかかるプロセスだが、実際には驚きはない」「我々二人(トト・ヴォルフとルイス・ハミルトン)はかなり長い間一緒にいた。お互いを信頼し、困難な時期を共に過ごし、より良い絆でより強くなった」「我々のほかにも、チーム内のその内部サークルの一部を形成する他の多くの人がいる。もちろん、私たちはチームがどこに進むべきか、ルイスのキャリアがどこに進むべきかを常に話し合っている」トト・ヴォルフは、彼らの成功と2021年の不確実性が、メルセデスとルイス・ハミルトンの推測を生んでいると語る。「シリーシーズンという点では普通のことだ。メディアは我々小さな手榴弾を投下し、我々がそれを手に取って爆発させることもある。それは物語の一部だ」「冬にこのような議論が起こるのは良いことだ。だが、同時に我々はそれについていつも話し合っている」「驚きはなかった。マスコミで物事が発表されたのは我々の考えが何であるかを互いに知った数週間または数か月だった。それもF1の一部だと思う」